キツいトレはエンタメ動画に過ぎない
筋トレはキツければキツいほど効果的だとは言い切れなくなってきている。
キツくない工夫をしてボリュームを稼いだ方が、キツい低ボリュームより効果的という説もある。
1セット目に限界までやらないことで、2セット目以降のレップ数を伸ばそうとか言ってる人もいる。
追い込まないことで高頻度なトレーニングが出来た方が得だっていう人もいる。
けどどっちが正しいかはわからんね。
情報が少ない人ほど、その少ない情報を唯一の答えだと信じ込みやすい。
けど自分で考える必要がなくなり、唯一の答えに突き進む事が出来るからそれはそれで良い。
情報が多いほど、色んな答えがありすぎて自分で選べなくなるので、それが苦手な人もいるだろう。
あたしは体育が苦手であり、筋トレを体育じゃなく理科として実施している。
体よりも頭を使いたいし、多くの情報を得て自分で考えて実行したい。
だから一つの答えに偏らず様々な答えを知りたいので、YouTubeは大量の情報が得られて便利だ。
本を買ってる人は自分の考え方と合うものばかり買うが、あたしは逆に敵の考え方こそ参考にする。
サプリの話でも自分が効かないと思ってる物をプッシュする動画こそ参考になる。
だから某サプリ屋の回し者がやってるチャンネルは欠かさずチェックしている。
そこで紹介するトレーニング方法は、弟子やコラボ相手が短時間で悲鳴を上げるキツいものが多い。
動画としてはキツい方が面白いけど、そのキツい方法で効果があるのかまでは疑わしい。
セット数を減らせと言いながら、1セットにかかる時間が長くて途中で挫折するようなのをやる。
あたしはキツくない方法でモチベを維持して多くやる派だからそこも賛成出来ない。
そのキツいトレーニングを見て、以前スロートレーニングの信仰を捨てたときのことを思い出した。
YouTubeを見てない頃は情報が少なくて、本でスロートレーニングを覚えて実践してた。
効果がないからやめたとかではなく、キツいからやめた。
自重での脚トレは負荷をかけづらいので、そこを補うためにスクワットをスローでやってた。
けどスローのキツさは筋トレ自体を挫折させる。
喜んで今日もやりたいなと思えるものじゃないので、継続を優先するならやめるべきと決断した。
心が折れない筋トレだけをやることで、毎日モチベを高く継続していけると考えている。
スローにメリットがあるかどうかではなく、デメリットが大きすぎてやめた。
そんなあたしから見て、30秒かけてスローで下ろすトレーニングはデメリットの塊だ。
そんなデメリットを抱えてまで、本当にメリットがあるかどうかさえ怪しいわけだ。
キツいほど効くという証拠があるなら、心が折れるほどキツいスローをやるべきだと言える。
それが怪しい状態なら、筋トレのやる気をそぐようなキツさは避けるべきだと思ってる。
まぁYouTube動画を盛り上げるためには、キツい方法で悲鳴を上げる方が面白いんだろうよ。
そうなると効果が高い筋トレよりもキツい筋トレを優先して考案しがちだよな。
見世物でやってるキツい筋トレはマネしない方が良いなと思った。
いや別に見世物だとわかっててキツさにチャレンジしたいって場合はやれば良いけど。