減量かっこ悪い
少し前、YouTubeで見たボディビルの大会で、出場者の体がかっこ悪いと感じてしまった。
太ももと膝の形がまるでモンペを着用してる集団のように見えてしまった。
上半身もカットを出すためにガリガリに絞った筋肉って、虫みたいで気持ち悪いって感じちゃった。
筋トレしてるくせに筋肉がかっこ悪く見えちゃうと、モチベに関わるかもしれない。
が、少しモヤモヤしながらもっとハイレベルな大会の動画を見たら、かっこよくも感じた。
たぶん、日本人がナチュラルで競うレベルのボディビルだと憧れない。
黒人が薬物を使って到達するほどの異常な筋肉なら、憧れと言うより好奇心で見入ってしまう。
動画を見すぎて感覚が麻痺してきたかな。
あたしは自宅で自重で、99%のサプリと1%の運動で、生活を犠牲にしないで少しだけ鍛えてる。
が、YouTubeで動画を出してる人達ってのは、ほとんどが何かの大会に出て競っている。
どんなトレーニングをして、どんな食事をして、どれほど打ち込んでいるかが動画でわかる。
自分には出来ない、マネしようとすら思わないほどの努力を、見た目の変化に注いでいるようだ。
そこまで圧倒的な努力をしてる人達の集まりを見ても、麻痺してかっこ悪く見えちゃう。
逆に、そこまでしても到達出来ないほどの、さらに上の次元にいる人に興味を持ってしまう。
自分には出来ないほど努力してるYouTuberでもたったこのレベルで終わりかと、残念になるわ。
たぶんあたしの感覚では、細マッチョぐらいが一番かっこ悪い体型なんだよ。
ボディビルダーが増量するところまではかっこよくて、減量しちゃうと細すぎるんだと思う。
黒人が競ってる大会だと減量してもなおまだ太いから好きなんじゃなかろうかと。
一般人の考える筋トレの100分の1ぐらいしか、現実は筋肉が増えないわけだ。
一般人の想像出来る筋トレ内容じゃ100年ぐらい続けても、想像上の1年分の発達に追いつかない。
ま、妥当な数字かと。
長期的に頑張って少ししか変わらん。
一週間とか一ヶ月とか頑張った人はまだ変化なしだろう。
変化しないとやる気出るわけないよな。
変化しなくても満足出来るような、何かしらの手応えを感じる必要がある。
すなわち効いている感の強いトレーニングを工夫してやることになるわけだ。
効いている感があれば本当に効いているのかはわからん。
わかるほど成長は早くない。
全然変化しないのに、変化しそうな手応えだけをヒントに、気長にやっていくしかない。
よっぽど気長にしかも全身全霊かけて努力した結果を競う大会が、かっこ悪いと感じてしまった。
努力を続けてもかっこよくはならないけど良いのかって言う迷いは出てきたわ。
見た目は完全に無視して、筋肉に効いている気がする快感だけを目的に持続したい。
気持ちよくて走ってる人は目標がなくても気持ちよくて走るんだよ。
泳ぐ人も自転車に乗る人もそうだ。
あたしももう目的とか関係なく、日課で筋肉を痛めつけるのが気持ちよくなってしまってる。
休みたいと思わない。
むしろ、休まなくて良いように手加減してでも毎日やりたい。
やせたいとかムキムキになりたいとかじゃなく、行為を楽しんでしまっている。
こうなることこそ目標だったわけで、目標通りうまく行っている。
本来なら、もう少し強度を上げて、休みも入れて鍛えた方が筋肉はつくんだろうな。
筋肉がつくことよりも毎日休まずルーティーンでやれることの方が重視している。
筋トレなのに筋肉がつかなくても良いことになった。