あたしは筋肉系YouTubeにかなり影響されてるけど、ボディビルダーはかっこいいと思えない。
ボディビルは大きく出来る筋肉を全て大きくした姿が美しいと言うことになっている。
そして落とせる脂肪を全て落としきって皮一枚になることが美しいと言うことになってる。
あたしはその世界に魅力を感じていない。
誰みたいになりたいかというと、誰みたいにもなりたくない。
誰を見てもかっこ悪い。
鍛えてないお笑い芸人の裸を見てもかっこ悪いし、鍛えてるYouTuberを見てもかっこ悪い。
どうなっても不正解かよと。
人間の体そのものを嫌ってるのかよと自問したりする。
見た目のかっこよさを目指していないと、モチベーションはどこから来るのか疑問を生じる。
今のところ、かっこよくはなくても変化が起こることに面白さを感じている。
腕の太さが一番変化してるので、我流加圧トレーニングのモチベーションは続いている。
あるいは懸垂で頭がバーの間に持ち上がる事の喜びも感じていて、もっとやりたいと思っている。
色んな事に達成感を感じて継続しているが、見た目の目標という物がない。
その辺について常に考えているが、おそらく、いかにも筋トレしてますって言う感じを出したくない。
逆に、筋トレしてるんじゃないかと思われないように、こそこそやりたいとさえ思っている。
「家で運動してます」は恥ずかしくないけど、「筋トレしてます」は言いたくない壁が存在する。

田舎だから歩いてる人って少ないんだけど、いかにも筋トレしてる人を見かけたことがあるのよ。
いや都会なら珍しくないんだろうけど、田舎で筋トレしてる人を見かけると目立つのよ。
背が低くて大胸筋が発達してピチピチの服着てたの。
他人を見て恥ずかしいとか思っちゃいけないんだろうけど、こうなりたくない見本になった。
わしゃ筋トレしてるんだぞ、見てくれよって感じになるのが最もかっこ悪い。
あ、勝手な個人的な美学なんで、誰も共感出来ないと思うけど。
あの人になるくらいなら筋肉付かない方がまだマシだ。
じゃぁどうしたらそうならずに済むのかというと、人気部位を控えめにやってはどうか。
あえてやってマイナーな筋肉を鍛え、筋トレしてる風じゃない体型を目指したらどうか。
とにかく胸の発達を見せつけてる人が恥ずかしいと思ってはいる。
胸以外にもいかにも筋トレしてる人が一番鍛えそうな部位ほど軽視したい。
懸垂はいくらやっても脱がなきゃ発達がバレないので重きを置いてもいいんじゃないか。
腕立て伏せはやりたいけど、大胸筋に効かせるより腕と肩に効かせるようにやってはどうか。

健康のために体操したら結果的に筋肉がつきましたと言い訳出来る部位を鍛えたい。
筋トレだと思って筋トレしてまずは大胸筋を鍛えましたって事にはなりたくない。
ピチピチのシャツで歩きたくない。
ダブダブと体型を誤魔化したい。
これ見よがしが最もダサい。
大胸筋が最もこれ見よがしでダサい。
筋トレしてまっせおじさんになりたくない。
怪しげな体操してまっせおじさんは可。