小太りトリコロール

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ククルスドアンのガンキャノンを作り終わって、次はビヨンドグローバルをスジボリしてる。
海賊版としてガンキャノンの成型品質はそこそこ良くて、ポロリとかガチガチとかはない。
股関節を前後させるとこと脊柱の曲げ伸ばしは少し緩いかなってくらい。
付いてきた水転写式デカールは低品質で、ちぎれたりピッタリくっつかなかったりしている。
デカールをデカールだけでビニール袋に封入してる物じゃないと劣化するのかも知れない。
輸送中にプラスチックがデカールに擦れて傷をつけて、貼るときにちぎれてるのかなとも思う。
ちょっと前に作ったリバイブのガンキャノンと並べると、スタイルがだいぶ変更されてる。
リバイブの方が細身で、ククルスドアンはごっつい印象。
今回は軽キャノンを真似てセイラ専用配色で塗装したが、ごっついのでセイラ感は全くなし。
むしろハヤト感、ガンタンク感がしてくる。
全身の殆どをアクリジョンで塗装し、ガンダムマーカーはガンメタとかを少しだけ。
グレーの成型色を隠蔽してホワイトで塗装した箇所は、下地にベースカラーを厚塗した。
そのせいで下地は表面がザラザラになったんだけど、上塗りとトップコートで解消されている。
肩と足が隠蔽箇所だが、他の箇所と比べての違和感は全くなくなった。
だからあんまり気にしないでベースホワイトでザラザラにして良いのかと思う。
スジボリの失敗も隠してくれるし、粗めのサーフェイサーとして機能してるかと。
でも隠蔽はガンダムマーカーの方が強いから、使い分けていけば良いかも。

前回のリバイブ版はガンダムマーカーのジオン軍セットでザク配色にした。
つや消しも使った。
今回はアクリジョンでトリコロールにし、光沢クリアも使っている。
色だけじゃなく質感が全然違う。
今じゃアクリジョンの質感がとても好きになり、ガンダムマーカーが逆に悪く見えてくる。
塗装をするようになって数ヶ月で、価値観が変わってしまったようだ。

自分が何を求めて塗装してるのか、もうわからないのよ。
少なくともYouTube動画でよくやってるヨゴシ塗装はやりたくない。
そのことからも、リアルを求めた塗装はしていないわけだ。
小さなプラスチックを重厚な金属に見せる塗装はしようとしてない。
泥がつくはずだとか塗装が剥げて金属が見えるはずだとかって言うリアルは求めてない。
でもリアル以外で何を求めて塗装してるのかってなると、急にわからなくなるんだけどね。
どうなればかっこいいのか不明なまま、あてもなくかっこよくなろうとしてる。
それじゃダメだろうとは思ってるが。
現時点では、色や質感はともかく情報量はあればあっただけ良いと思ってる。
それははっきりしている。
パーツが分割されてる方が良いし、スジボリしてる方が良いし、デカール貼ってる方が良い。
中国産ガンプラもどきは情報量で勝負している。
偽物だって知らなければそっちの方がかっこいいわけだ。
自分で改造して情報量を盛っても、情報量が多い偽物を買っても区別できなくなる。
たぶん塗装が上手くなるよりもモールドが上手くなる方がかっこよく出来ると思う。

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