人間の寿命を超えた自覚

現代人が様々な栄養不足になってる話を聞くと、太古の人類はもっと不足だったはずって思うのよ。
毎日食事出来るとも限らなかっただろうし、栄養バランスなんて無視で食える物から食ってたはず。
それで平気だったから子孫繁栄出来たわけで、毎日3回も食事する現代人は何も不足しそうもない。
もし現代人ですら栄養に気を遣わなければならないなら、太古の人類は間違いなく絶滅していた。
そういう考えだったからこそ、ビタミンだのミネラルだのをサプリで摂る必要はないと思ってた。
が、この考え方には考慮されてないことがあって、太古の人類は寿命が短かったと言うことだ。
生物のDNAは必要な情報がメンテナンスされ、不要な情報はどんどん壊れていく。
みんなが30年か40年で死んでいた場合、それ以上長生きするための情報は保持されなくなる。
よって現代人のDNAも、30年か40年はどんな偏食しても元気に生きていける情報は持ってる。
でもそれ以上長生きしたら、人によって様々に違った不具合がボロボロたくさん出るはずだ。
癌になりやすい人もいるだろうし、血圧が上がりやすい人もいるだろう。
そして特定の栄養素が足りなくなる人だってそりゃいるだろうよ。
DNAに特定の年齢で死ぬとは書いてないけど、特定の年齢までの設計図しか書いてないわけだ。
無理矢理それ以上生きてたらDNAに逆らってるのと一緒だ。
この先の人生は文明の力で生きるのであり、自分の生命力は全く当てにならない。
無理に生きるには医療に頼るか薬で生きるかサプリメントを飲むかしかないだろうよ。
若い人は要らないけど、老いてきたらもうジャブジャブとサプリを飲めば良いなと言う考えになった。

何でもかんでもではない。
特に日本ではサプリと称して迷信を売ってる物がほとんどだ。
迷信じゃないちゃんと効く物は薬事法で管理され、処方箋がないと買えないようになっている。
だから日本では保険適用で医者に頼る事が正解であり、健康になりそうなサプリは買うべきではない。
医者にかかりたくない、薬を飲みたくない場合は、保険があてにならない米国のやり方を参考にする。
日本人が飲んでるサプリではなく、アメリカ人の飲んでるサプリを参考にすべきだ。
いやあくまでも日本人に最良の手段は医者と薬を頼る事で、次に良いのが米国式のサプリだ。
医者にも薬にもサプリにも頼りたくはないが、なんせDNAに設計図がない年齢まで生きてしまった。
生物化学的に無理が生じてるので、何らかの健康法で健康になることは完全に不可能だ。
医者、薬、サプリでしか解決出来ない。
たまたま健康に生まれた人の健康法をマネする前に、まず自分が物質であることを認識したい。
人の意思で物質は変化しない。

寿命を超えた部分のDNAがどう壊れていくかに法則性はなく、人それぞれ違った不具合が出る。
自分がどういう弱り方をするのかを、自己の体験で知るしかなく、人のマネをしても意味がない。
だから、よその人がこのサプリ良いよって言ってても、自分にもそれが良いかどうかはわからない。
ただ、あたしの場合はYouTubeで他人がオススメしてた亜鉛を騙されて飲んだら、劇的に変化した。
よってあたしの加齢は、亜鉛が不足しがちになると言う不具合が出やすいんだと気がつけた。
他にも自分の気づいていない何かが不足している可能性はある。
何か飲んでみて劇的に変化する物があれば、それは自分にとって不足しやすい物質だ。
自分に何の物質が不足するかは、サプリを飲んでみるまでわからない。
だから、こんなの不足するわけないぞと決めつけず、むしろ騙されていろいろ飲んで見ても良いな。
ただし、例えば「しじみ」サプリなんか飲んだら、しじみの何の成分が不足してるかわからない。
青汁もその中の何が効いたのか分からない。
とにかく日本のサプリは、あれもこれも入ってますよって言う売り方をする。
そうじゃなく、物質単品を試さないと何が不足してるかわからない。
今のところはまだ亜鉛しか不足してないが、さらに年をとると別の物も不足するだろう。
だから定期的に誰かに騙されて様々なサプリを飲んで試しても良いかなと。

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