聞き慣れない血中「必須」アミノ酸濃度

毎月9日はEAAをディスろうと決めたがすっかり忘れてたわ。
EAAを摂取する理由は、血中アミノ酸濃度を素早く高めるため、でおそらく間違いない。
しかしその血中アミノ酸濃度の話って、どのアミノ酸の話なのかに注意して再考すべき。
誰も血中「必須」アミノ酸濃度の話はしていない。
血中アミノ酸濃度を高めるために、はたして20種類全部ではなく必須アミノ酸だけで十分なのか。
EAAはタンパク質を分解して9種類のアミノ酸だけにしたサプリで、残り11種類は入ってない。
消化する必要がないので素早く9種類の必須アミノ酸だけは血中濃度を高められる。
素早く9種類のアミノ酸濃度を高めたら、足りない11種類のアミノ酸濃度は自動的に高まるのか。
これについて語っているか、話のつじつまが合っているか、よく考えた方が良い。
安いプロテインではなく高いEAAを飲む理由はスピードだ。
9種類は確かに素早く血中濃度が上がるはず。
そうすると残り11種類は、どのくらい素早く体内で合成されるのか。
足りない11種類が合成されるための時間と、ホエイプロテインが消化される時間とどちらが速いか。
誰も言ってないけどたぶんプロテインを飲んだ方が速いはず。
消化の負担は軽減されるが、残り11種類を合成する負担とどちらが大きいか考えてるのか。
根本的に、素早く濃度を上げるべきなのは20種類のうちどれなのか、疑問を持つ必要がある。
疑問を持たせないように、血中アミノ酸と言えば必須アミノ酸であるかのように上手に騙されている。

もし山本義徳が血中「必須」アミノ酸濃度の話をしてたら、それは騙しのない有意義な話だと思う。
いつもどおりアミノ酸の話と必須アミノ酸の話がごっちゃになってEAAを買ってくださいだと残念。
急激に高めると良いことが起こるのはどのアミノ酸の濃度かを明確に。
必須アミノ酸濃度のみを高めたとき非必須アミノ酸濃度が高まるまでの時間を明確に。
非必須アミノ酸はどこで何を犠牲に作られ、どんな負担がかかるか明確に。

具体的に、非必須アミノ酸のどれかが不足したとする。
そこへEAA摂取で、不足してない必須アミノ酸が全部入ってきたとする。
さて、足りない非必須アミノ酸は、足りてるアミノ酸から作るのか、筋肉を分解して得るのか。
作ると壊すとどっちが楽か。
作るも壊すもせず、不足している非必須アミノ酸を摂取することがベストなのは間違いない。
プロテインでの摂取では間に合わないなら、せめて20種類のアミノ酸サプリを全部摂取したい。
EAAはサプリとして摂取する理由が成立できていない。

んで最近は、アミノ酸スコアってのもアホなんじゃないかって思っちゃって。
必須アミノ酸のバランスだけで点数付ける意味あるのか。
非必須アミノ酸は合成されるから不要って話に、やっぱり作るのと壊すのとどっちが楽かって話だ。
非必須アミノ酸のどれかが不足したとき、作るよりどこかを壊して持ってきた方が手っ取り早い。
合成できるアミノ酸はないがしろにしていいわけじゃない。
もし必須アミノ酸のバランスが良くても、どれか非必須アミノ酸が極端に低いと合成が必要だ。
で、合成が待てなくて筋肉を分解するって事になるかも知れないよって事。
知らんよ。
不足すると筋肉が分解されるって言ってるのは山本義徳だから、本当かどうかわからん。
足りないアミノ酸じゃなく足りてる別のアミノ酸を補給しても分解が抑えられるんだろうか。
結局アミノ酸スコアに出てこない非必須アミノ酸も不足しない事が求められるはず。

たぶん関連のある記事:

コメントは終了しています。