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2022年 7月 21日 のアーカイブ

5月から朝食を摂るようになり、毎日同じメニューで習慣化している。
レンチンするだけだから朝は簡単だけど、一週間分の鶏肉を切り分けて冷凍するのが面倒だ。
肉を大きく切るとレンチン時間が長くなりそうだから、なるべく小さく切りたいんだよ。
なるべく小さく切って、一食分を計量してラップで包んで冷凍している。
その、切って分けて冷凍って作業を一週間分の肉に対して数十分かけてやっている。
と言うことがバカらしいので「肉を切る道具」みたいにググったんだよね。
挽肉にしたいわけじゃなく、小さく切ることを自動化したい。
けどそう言う道具は見つからず、しょうがないので挽肉になっても良いから道具を使ってみた。
安いフードプロセッサーを探したら、BRUNOって言うやつにたどり着いた。

肉をミンチにする写真が掲載されてるのを確認し、肉のためだけに購入した。
チョッパーというアタッチメントしか使わないので、混ぜたり泡立てたりのは正直邪魔だ。
捨てたいくらい。
さっそくまずは説明書を読んだら、肉を1センチから2センチに切ってから使用しろと書いてあった。
いや肉を1センチか2センチに切る道具が欲しくて買ったよ。
失敗したなと思った。
あたしがスーパーで買ってるのは「チキン南蛮用スライス胸肉」だ。
この肉に包丁を7回くらい入れるとレンチンしやすい大きさになり、その作業を省くために買った。
包丁を7回くらい入れて小さくした肉をさらに挽くための道具は欲しくなかった。

が、せっかく買ったので試しに、そのチキン南蛮用の少し大きい肉をそのまま挽いてみた。
そのせいで壊れたとしても、じゃぁどうせ使い道がない無駄遣いだったとあきらめきれる。
壊れはしなくても肉が全然小さくならなくて、モーターが止まるかも知れないと思った。
けど予想外に、たった5秒で完全に挽肉になった。
最初は量を入れすぎたので、上方に浮いた数枚の肉が無傷で、下方に挽肉が貯まった。
回転刃の届かない高さまで肉を入れたらそりゃ無傷だわ。
何回かに分けて5秒ずつ挽肉を作って、一週間分の仕込みをメチャクチャ短縮できた。
本当は挽肉じゃなく、1センチか2センチにカットしたいよ。
けど食ってみたら挽肉はチキンナゲットみたいになるので、ほどよく歯ごたえを残して美味しかった。
もっとガッツリ胸肉の歯ごたえを残したいが、5秒で瞬殺されるんじゃ調節しようがない。
仕込みに時間を浪費するくらいならナゲット程度で食うことにした。
洗うのが面倒そうだったが、週一回長時間肉を切るくらいなら、週一回短時間洗うわ。
そして今目論んでるのは、チキン南蛮用じゃない丸々とした胸肉をミキサー出来るかどうか。
食品トレーに入って売ってる肉より袋に入ってる肉の方が安いもんな。
フードプロセッサーを買って肉代を節約できたらいいなと。
あ、それを考えるならもっとお高いマシンを買った方が良かったのかな。

あと、そのチキン南蛮用を入手するためだけに、別のスーパーを利用するようになった。
そしたらカットわかめも「暮らし良好」が売ってなくて「CGC」に乗り換えとなった。
CGCのわかめは大きめというか長めというか、レンゲで雑炊を食べるにはやや不便を感じる。
もう少し小さくカットされて欲しいんだが、お値段を比べると他の高級わかめは買いづらい。
肉に合わせてスーパーを選ぶなら、わかめは不便な方を利用することになる。
試してないけど、カットされてない胸肉を挽けるならわかめに合わせてスーパーを選べる。
ただ今回は逆に、CGCわかめをフードプロセッサーにかけたら細かく出来て解決した。
カットわかめ自体が乾燥状態だとかなり小さいので、それ以上さらに小さくなるかという話。
粉ぐらい小さくなったんだけど、煮るとちょうど良く戻る。
肉のためだけって言いながらわかめも解決したわ。

長男の高校は文化祭の前夜祭と称して、交通規制して繁華街を練り歩く。
あたしも30年前は同じ高校で、沿道の見物客から酒を振る舞われてバカ騒ぎするイベントだった。
大人のねぷた祭りもそう言う物だから、高校生もこの日はそれで良いみたいな風潮があった。
いや、あたしにはそう感じてたけど、万人がそうだったかはわからない。
いよいよ長男も同じイベントをやるかと思ってた去年はコロナで中止だ。
一昨年も中止だったらしく、ねぷたのためだけに高校を選んでる人には入学した意味がない。
3年間しかない高校生活で3回連続中止は避けて欲しいが、昨夜いよいよ開催された。
まぁ、普通に行儀良くねぷた運行しただけで、昔のようなヤバい祭りではなかったけど。
うちの母校らしい、選民思想を植え付けるイベントだなぁってのが一番の感想。
市内に高校がいくつあるかわからないが、文化祭でここまで目立つ事が出来るのは他にない。
よその高校が今後似たようなイベントを始めようとしても許可が出ないだろう。
一番伝統のある、一番頭の良い子だけ集まる高校だから、例外的に開催できている。
あたしの時代だと高校生が酒飲んでバカ騒ぎする祭りを、警察が交通規制して開催してたわけだ。
こんなことが許されるのは、各中学校で成績トップクラスだったごく一部の選ばれた人だけだ。
市内で一番偏差値が高い高校生のパレードだから許される。
って言うか、許すかどうかを決められる立場はきっと卒業生に支配されてるんだよ。
少なくともあたしは3年間「おまえらは選ばれたエリートだ」的な空気を吸わされていた。

ま、実際よその子は威張っても許されるくらい優秀なのもいっぱいいたはず。
あたしは勉強の成績が良かっただけで、勉強以外何も出来ないゴミなのに威張ってられた。
勉強に全振りしてれば何をやっても許されるぐらいの気持ちで生きてた。
高校生まではその生き方で良かったが、その先もうどうしていいやらだ。
勉強が出来たって何の意味もなかったわ。
大学の受験は得意だが、大学の単位を取る試験は全く点が取れない。
受験用の勉強が通用しなくなった時点でもう、あたしは生きる意味を見失った。
けど、高校で植え付けられた選民思想だけは持ってたわけよ。
自分は優れているのではないかと思い込み、だから何かしら解決するのではないかと思ってた。
全く何にもない、スッカスカの空っぽ人間だったわ。

子供達の成長で自分の人生を追体験し「この辺までは上手く行ってたな」とよく思うんだよ。
そしてどこからダメだったかというと、やっぱり選民思想教育からな気がするな。
いやもちろんその教育のせいでより高い目標に向かう優れた子もいっぱいいるだろう。
あたしは逆に、実際はアホなのに勉強だけ得意で来た場違いな子なので、そう思ってはいけなかった。
勉強で勝利してエリートになれたんだと思ったから間違い。
勉強で勝利しても何も得られなかったと気がつき、勉強以外の生き方をすぐ始めるべきだった。
ま、それが出来ないからアホだったんだけど。

うちの子には勉強なんか頑張ったって、友達に勝つことぐらいしかメリットないよって言ってる。
勉強以外の頑張りの方が望ましい。
けどやっぱり、勉強すれば手が届く勝利を欲しがってしまうようだな。
長男もそうだったが、次男も他の高校を選ぶ気は一切ないようだ。