健康になるサプリはない

サプリメントの本来の意味は、不足してる物を補うって事だ。
余計な物を足すことではない。
不足して不健康な人がサプリメントを摂取すると不足を解消出来る。
不足してない人が飲んでもよりいっそう健康になるわけではない。
でも日本人がサプリメントに求めているのは、飲めばより健康になると言う効果だ。
そんな物って本当に存在するんだろうか。
例えばプロテインだって、タンパク質が不足してないと飲む意味がない。
過剰に摂取すればより筋肉がつくとか、あるいは脂肪が落ちるという効果はない。
ビタミンもミネラルも不足してたら補う必要があり、不足してない人はサプリを飲む必要がない。
カフェインは分類がサプリ扱いなだけで、体に必要ではない覚醒剤であり本質的に薬物だ。
薬物には害がある。
体に必要じゃないのに飲むと何か効果のある物は、ほとんどが処方箋がないと買えない。
アルコール飲料やカフェインなんかは、普及しすぎて取り締まるわけに行かなくなっただけだ。
日本では自己判断で買うことが出来る物は、健康被害がないようちゃんと法律で調節されている。
処方箋がなくても買えて、害にならず健康になるみたいな物は幻想なんじゃなかろうか。
日本人は不健康になったら医者に行くので、サプリは健康な人がより健康を目指して飲む。
それで効果なしって感じるのは当然だし、効果ありって言ってたらサクラだなって思っちゃう。

いやたぶん、プロテインを過剰摂取すると筋肉が増えたなんて報告は山ほどあるはず。
ビタミンを過剰摂取して健康になったという研究結果もいくらでもあるはず。
でも同時に、過剰摂取しても意味ないよって言う結果だって山ほどあると思うよ。
どっちを信じるかではなく、納得出来るかを優先したい。
信じるって言うのは考えるのをやめることで、納得って言うのは考えて理解することだ。
あたしは大学で生物学をやったので、細胞の仕組みとか物質の仕組みが少し詳しい方だ。
あたしの知ってる知識の延長線上で到達出来る話にしか納得出来ない。
あたしの知ってる知識でどう理解しようとしても納得出来ない話は参考にしていない。
不足しているところに不足分を送り込む以外は、生き物として無駄な栄養の使い方になっちゃう。
例えば筋肉が不足するような運動をしない限り、必要でない筋肉を増やす事は無駄になるからしない。
同様に栄養がいつもより多いからっていつもより健康になってたら、それが栄養の無駄遣いだ。
不健康は栄養で回復するが、より健康を増進する機能は生物のシステムとして発生しない。
YouTubeでたとえ有名人がサプリを勧めてても、仕組みに納得出来ない物は買わない。

あたしは今年、自分の亜鉛不足に気がつかず、年齢のせいで更年期症状が出たと思った。
もしかしたらその時点で亜鉛を補給してれば更年期症状はそれで消えてたかも知れない。
が、あたしが補給したのは亜鉛ではなく人工の男性ホルモンの方だった。
いわゆるアナボリックステロイドなので、どうせ飲むならちゃんと筋トレしないともったいない。
結果的にはそれのおかげで運動習慣も復活し、亜鉛よりステを選んで良かったことになる。
んで、ステもあたしにとっては不足を補ってる物なのでサプリメントだ。
米国では違法らしいが、合法な国から合法な国へ個人輸入するならなんの問題もない。
また、おしっこのパッキンも薬で回復したわけで、合法な国から合法な国へ個人輸入してる。
バイアグラ系は更年期症状の回復とともにメリットを感じなくなり、個人輸入やめるかも。
すべて、足りない物を自己判断で補ったサプリメントにすぎない。
すべて、悪いところを回復しようとして買っている。

マイナスな点をマイナスじゃなくする薬はよく効くが、プラスにする薬はあまり効かない。
ぜんそくの薬は家畜に筋肉を付けさせる効果があるからって、それも飲んで試してみたけど。
ぜんそくには効くんだろうけど、悪くないのに飲むのは薬もサプリも効かないな。
昔飲んだときは筋肉がよく痙ったので、プロホルモンで痙る場合と体感がよく似ていた。
筋肉が成長してる体感を痙るかどうかで判断してると、よく効いてるような気はしてくる。
けどたぶん効いてない。
痙りはするけど筋肉が増えはしない。

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