秒でわかる三上枝織

アニメのましろのおとで、ネイティブじゃない津軽弁が非常に聞きづらい。
原作は1巻をちらっと見たことがあるくらいで、別に惹かれはしなかった。
が、アニメになると音が入るわけで、三味線の話なのに三味線の音がない紙媒体とは違う。
主人公の弾く三味線もいいけど、母親の民謡も非常に良く、音を楽しみに視聴している。
が、ほとんどの声優は津軽弁をしゃべれていない。
原作が津軽弁を活字化した物だから、活字を我々は音に復元して聞くことは出来る。
しかし、復元できる人ではない人が、ただ活字を日本語で読んだだけの音は全く聞き取れない。
何言ってるかわからないほど聞き取れない。
例えばジジイが「ヒグナ」って言ったシーンは、日本語の「弾くな」の禁止の意味だった。
これは活字だったら我々にも伝わるんだけど、アニメだと別の「ヒグナ」で発音されてるんだよ。
あれは日本語で言う「弾きますか」の質問を表す発音と非常に微妙だった。
ジジイが、三味線を弾くかどうか質問したのか、それとも禁止したのか、前後の文脈で考えた。
つまり、我々には二回翻訳が必要なのよ。
声優の読んだ津軽弁をいったん活字に置き換えて、その活字を津軽弁に直して聞くしかない。
そんな中、一人だけネイティブの津軽弁を使うキャラクターがいて非常に目立つ。
我々にとっては、聞き取れる津軽弁はその人だけだから一瞬でネイティブだとわかる。
しかし逆に、ネイティブじゃない日本人の皆さんには、そのキャラクターの津軽弁は聞き取れるのか。

三上枝織と言う名前は他のアニメでも津軽弁を話す役として何度か見かけた。
また、地元のテレビで数日前に顔も見て、想像したよりおばちゃんだなと思ったところ。
この人しか聞き取れる津軽弁を話さないだよなーって思ってた所にもう一人登場。
ちょいキャラかも知れないが男もネイティブなやつが一人出てた。
エンディングで名前を探したら、縦書き毛筆体で、登場人物の名前すらよく読めないんだわ。
しかし知ってる声優の名前と、女の名前を除外したら、知らない男の名前が残る。
で、その名前で検索してみたら、ネイティブなのはわかったけどやっぱり知らない人だった。
山口なんとかだっけ。

津軽弁を話せる声優ってとても少ないんだろうな。
話せるかどうかより、魅力的な声かどうか、有名かどうかを優先したら誰も話せなくなる。
普段は別のアニメで聞いて好きな声優ばっかりなんだけど、ましろのおとでは不満ばかりだ。
もうね、話を聞くのは諦めて、三味線を聞く事に特化したアニメだと割り切りたい。
三味線は毎週出てくるけど、民謡が出てきたのが一回きりだから、そっちをもっと聞きたい。
あとBURNOUT SYNDROMESも良好。

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