何回か懸垂出来るようになってた
あたしは元々、何百人に一人くらいに運動能力が低く、運動で他人に勝ったことがない。
アメトークの運動神経悪い芸人に心当たりがありすぎて、笑うところがない。
あれを見て笑ってるやつが憎い事さえある。
持って生まれた者が持たざる者を笑う構図は、見た目の差別と何ら変わらない。
そのくらい弱いと、他人に勝つのは無理でもせめて人並みにすら憧れる。
あたしが憧れる人並みの男の代表的な運動として、懸垂にメチャクチャ憧れる。
筋トレするにしても、まずはダンベルよりも懸垂するための道具を買ってしまう。
武田鉄矢の懸垂に憧れ、懸垂からまず一般人を目指そうと取り組んできた。
そして最近は普通の懸垂で3回くらい上がるようになった。
いや、いやいや、もしかしたら判定が厳しいと0回かも知れない。
以前は1回上がるために「せーの」ぐらいの気持ちで全力を振り絞ってた。
今はおもむろに、ぶら下がったところからゆっくり勢い付けずに体を持ち上げられる。
鉄棒に頭がぶつからないタイプのチンニングスタンドだから、ゴールの判定も甘いかも知れない。
しかし甘いながらも力で数回連続で体を持ち上げられるようになって感動している。
普段はゴムバンド補助の懸垂しかやってないので、補助なしで上がる事に気がついて驚いた。
ジャンプしてネガティブを耐える練習は、いくらやっても通常の懸垂には結びつかなかった。
それをやめてゴムバンドを使うようになって、それでも結構長くコツコツ続いたもんだね。
ゴムバンドの強さと身長とどこに引っかけるかとで、いろいろ条件が変わる。
どのくらいのアシストが最もちょうどいい成長をもたらすかはわからん。
あたしの場合は運動神経が悪すぎて、ゴムを引っかけたままぶら下がる事すら出来なかった。
懸垂以前に懸垂のスタートポジションまでの努力が必要だった。
そこまでが出来るようになっても、その時点でかなり無理してるからあちこち痙りまくった。
痙らないで、まともなアシスト懸垂が出来るまでってのも努力が必要だった。
「誰でも出来る」は人間ならと言う条件付きであり、人間のスタートラインが遠かった。
今はチンニングスタンドに弱中強3本のゴムバンドを吊るしっぱなしにしている。
狭いところを持つ懸垂は弱いアシストでやるし、広いところを持つ懸垂は中間のアシストでやる。
強いアシストはドロップセットに使っている。
それから強いゴムに片足を吊して腕立て伏せにも利用する。
次男はゴム2本ひっかけて懸垂したりしてるが、あたしには高難易度だった。
それが出来れば一本減らせるかも知れないが、今のところごちゃごちゃ3本たれてる。
アンガールズ山根は懸垂出来ないなりの方法を出来る人から聞いてやっている。
が、ゴムバンドは使ってない。
元々出来る人のアドバイスはちょっとダメかも知れない。
元々出来ない人が出来るようになるかどうか確かめたアドバイスではないようだ。
もし山根もあたしと同じタイプなら、ゴムバンドが合うかもしれない。
あ、でもあたしはナチュラルではないから、実は薬が一番重要かも知れないんだが。
懸垂が出来るようになる薬を飲んで、同時にゴムバンドでアシストしよう。
これ。
運動能力と素質が人間並みならゴムバンドだけでも良いかと。