ゴムバンドを諦めたくない

懸垂の練習にゴムバンドでアシストする方法が、運動神経の悪さで非常に難しい。
けどそのためだけに買ったバンドが、それに使わないと他に使い道がなくてもったいない。
引っ張りながらスクワットとか活用法を探したが、今のところただかさばるバンドでしかない。
だからどうにか乗りこなそうと練習してたら、背中のどこかにかなり効いてきた。
これは練習の練習であり、人間以下の連中がせめて人間になることを目指す最低レベルの訓練だ。
単にゴムを片膝に引っかけてぶら下がるだけのことが、それだけで高難易度スポーツに感じる。
使う道具が増えるほど、使う体の部位が増えるほど、運動神経の壁が高くなる。
よその人には初見ですぐ出来ることが、訓練しないと出来ないアクロバット技になっている。
けど買っちまったバンドがもったいなくて練習してたら、少しずつ乗れてる気はしてきた。
こんなにポンコツだと、握力をアシストするパワーグリップでさえ増えすぎた道具になってしまう。
よってこの練習でパワーグリップは使ってないし、どうせ握力の限界まで乗り続けられない。
グラグラしながらも、ケツを痙りながらも、正しくはないであろうフォームで懸垂ごっこは出来る。
そしてその動作で、背中のどこかは筋肉痛になってて、けどそれも狙った部位かどうか不明だ。
よくわからないが、おそらくゴムバンド懸垂が少しずつ出来るようになって、背中を刺激し始めた。
多関節種目でどこがキツいのか自分でわからない事が多いけど、たぶん今は前腕だ。
サムレスで握ってるので腕の関与が最小限になってるはずだが、それでもまだ前腕がキツい。
筋トレじゃなく筋トレの練習だから、やり過ぎとかは存在しないと思ってふんだんにやってる。

背中への意識が苦手で、筋肉痛がどこに発生してるかもよくわからない。
特定の筋肉に力を入れてそこを重点的に鍛えるみたいな事も出来てない。
どうやればどこが鍛えられるかまだ全然わからん。
理屈は頭に入ってるが、体を知ってる理屈どおりに動かせない。
上から引くか前から引くかを使い分けるため、斜め懸垂も継続中。
そちらはパワーグリップを使った方が粘れる。
ゴムバンド懸垂は今のところ、アブローラーと同じで運動神経へのチャレンジだ。
まだ筋トレになってなくて、筋トレを成立させるための訓練だ。
鍛えるためのメイン種目がまだ斜め懸垂で、いつかゴムバンド懸垂でも鍛えられるように訓練が必要。
じゃあゴムバンドなし懸垂が筋トレとして使えるようになるのはまだまだ先の話だろう。
せめて10回くらい出来る運動じゃないと効かせるもクソもないからな。
個人的には20回以上出来るぐらいの負荷が一番満足度が高い。

そういうわけでゴムバンドを無駄な買い物じゃなくする練習が最近のブーム。
アブローラーだって使いこなして元を取るための練習でやってるようなもの。
まぁアブローラーは時々コツをつかみかけて筋肉痛になるが、ゴムバンドはまだまだだな。
バリバリの筋肉痛じゃなくてやや筋肉痛なくらいにはなったが、まだ全然効かせられてない。
あたしの目標は懸垂が出来ることではなく、懸垂で背中を鍛える事だ。
たとえ懸垂が出来なくても、ゴムバンド懸垂で効かせられるようになるならそれでも良い。
鏡で見える正面側の筋肉が増えてきたけど、見えない背中側をおろそかにしている。
だからもっともっととにかく背中は鍛え放題、懸垂はし放題と思って取り組みたい。
胸はピクピク出来るんだから、背中もピクピク出来るようになろうと思う。

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