運否天賦

U-NEXTでアニメ版のカイジを半分まで見た。
原作は見たことなく、藤原竜也の映画は2作見た。
アニメはおそらく、第1期が映画の1作目、第2期が映画の2作目に相当するんだろう。
その第1期を見終わり、第2期に突入したところ。
小学生と中学生の息子達も夢中になって見ている。
原作を読んだ嫁も夢中になってみている。
映画を見たあたしは、映画ではさすがに表現しなかった残酷なシーンに驚いている。
藤原竜也はさすがにギャンブルで耳や指を切断してまで勝負しなかったな。
香川照之はさすがに焼き土下座までしなかったな。
長い話を2時間の映画で見て知った気になっていたが、だいぶ雰囲気が違うんだな。
ってかアニメ版でまた知った気になってるけど、やっぱり原作はもっと長いのかな。
アニメ版のいいところはなんと言っても立木文彦のナレーションだわ。
極論、アニメなしで立木文彦の朗読、Audibleでもいいんじゃないかってくらいだ。
そして残念なのは白竜がアニメ的じゃない喋り方で気になっちゃうこと。
マダオ最高、利根川最悪、カイジ普通、って感じ。
映画見たのにとても楽しめているので、残り半分も楽しみ。
吉高由里子っぽい人と生瀬っぽい人はまだ出てきてない。

少し違和感を感じたのは、第1期の最後、兵藤と戦ったときのカイジは聡明だった。
戦う準備も、戦後の敗因分析も、バクチじゃなく考えて勝ちに行く思考になっていた。
自分の作戦がうまく行かなかったとき、一瞬神に祈ったことを後悔していた。
このシーンにより、カイジはただのギャンブル好きは卒業したんだと感じた。
が、第2期が始まるとパチンコやってみたり、大きなギャンブルの誘いを待ってたりした。
むしろダメになってるじゃねーか。
第1期はむしろ、話が進むにつれどんどんバクチはあかんと考えていったのに。
第2期はきっとまた、仕込んで必勝を目指す感じで楽しめそうだと期待してるんだが。

運否天賦と言う言葉は使ったことがなく、カイジで見てどこかの方言かと思った。
その運否天賦での勝負を否定し、知恵でバクチをやるのが面白いところ。
せっかく指を落としてまで学んだのに、またパチンコやってるのはどうなのかなぁと。
まぁ、作り話に文句言っても意味ないが。

ソシャゲでガチャするとき祈っちゃってる自分は、これ見て反省した方がいい。

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