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何度も繰り返し読む本は、作りが丈夫でないといけない。
日本棋院の囲碁文庫は、カバーの表面材質がビニールじゃないので手の汗を吸い、ボロボロになる。
一度読んでおしまいなら問題ないが、持ち歩いて何度も読み返すつもりだと、耐久度が不安になる。
そのカバーの弱点をカバーするため、透明ビニールカバーを装着して一安心かと思っていたのに、
最後のページが表紙につられてその前のページから分離した。
説明しづらいがこれ。
「初段合格の死活」は、黒番統一だし難易度の幅も少なめで、気に入ってる本なので、
この部分から壊れていって使い物にならなくなった場合は、もう一度買い換えることすら検討する。
この「初段合格」を「もっとひと目の詰碁」の直後に読んだら、前半でダブリがいくつかあると気がついた。
初段向けといえども、前半はひと目で解くことを要求する易しい問題もあるし、
「もっと」は簡単な問題だけでなく、簡単な問題と同じ形に導く問題あるしで、
初心者向けの詰碁から、初段向けの詰碁まで、この二冊の本で橋渡しできた気がした。
ひと目、もっとひと目、初段合格、って感じでやれば、間違えて難しすぎる本を買うこともないし、
これらは全て黒番統一で読みやすいし、順番としてオススメ。
石田芳夫の「基本」と「実戦」も黒番統一で、攻守が章で分けてあるので、それらも良い。
初段まででお気に入りの詰碁が五冊もあるので、もういいかげんにしても良いだろう。
まだ先の話ではあるが、今ある初段までの詰碁に飽きたら、次はもっと難しい詰碁をやりたい。
本来なら、初段までの布石とか、初段までの定石とか、初段までの他の勉強で足場を固めるのだろうが、
それは対局をやるために必要なことであって、今のところどうせ対局する時間はないんだから、
得意な所、やりたい所、面白い所しか勉強しなくても全然構わない。
ちょっと前までは、紙上認定に合格するために布石の勉強をして悩んでいたわけだが、
もう当分、そういうのに応募する必要はなくなると思うので、詰碁だけで十分かなと。
詰碁しかできなくてもいいが、詰碁だけはどこまでも出来るようになれればいいな。
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