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「定石の急所」上巻の半分くらいまで読んだが、そろそろやばい。
全然分からないなりに我慢して読めるような量ではない。
分からないなりに分かる所を探し、何か楽しみを感じながらでないと挫折しそう。
楽しみはないのかというとそうでもなく、ちょっと分かるようになったからちょっと楽しめている。
ちょっとすら分からない段階でも、対局にどうしても必要だから、無理に覚える人もいるだろうが、
19路盤を使わなければ定石を覚える必要もないんだから、あせってない人は後回しにすべき。
むしろ、上巻の半分まででも読めたというのは喜ぶべき事だ。
前回定石に興味を持った時に買った「やさしい定石」は、パラパラと立ち読みレベルで流して終わりだった。
それをもう一度読む気にならなかったからこそ、今回別の本を買ったのであり、
下手すれば今回買った本も本棚に直行していたかも知れないのだ。
半分も読んだんだから、あと半分もダマしダマし読んで、せめて上巻は読破したい。
上巻は小目、下巻はそれ以外ということで、せめて上巻だけは。
上下巻になってる定石本は両方買わなきゃいけないから避けてきたのだが、
分かれてくれているおかげで、せめて上巻だけでもと思えるのは逆にいいのかも。
これが分厚い一冊だったらもうとっくに諦めてるよ。
定石は手数が多すぎて、たとえその全てが必然着手だったとしても、追いかけるのがつらい。
7手ぐらいで終わる定石なら何を争ってるかもわかるのに、10手以上かかる定石は意味が分からない。
そこで、難しい定石でも7手ぐらいまでは覚えるつもりで読み、それ以降は結果だけ見ている。
例えばここはかけたから出切るよなって所までは分かるから追いかけ、
そのあといろいろあってという部分を考えるのを省略し、一段落の図を評価する。
基本図のみならなず、参考図でも手数が多い物は全部考えてたらきついので、わかる所まで理解する。
こんな物で良かろう。
現時点では、定石とはうまい人の実戦棋譜の一部であるととらえている。
無理に暗記しなくても、解説を読むだけでも戦い方の参考になりそうな気がしてきた。
暗記してなければ実戦でも間違って打つだろうけど、考えて打った間違いなら身になるだろう。
定石を知らなければ考え方も分からないので、そういう力をつけるつもりで読むのもいいかも。
さてこの本、右ページ上に「小ゲイマガカリ」とか「高ガカリ」とか書いてあり、
左ページ上に「コスミ」とか「一間バサミ」とか書いてある。
だので、ページ順に読んでいっても、再度戻って確認したい時は、そこを見てすぐ戻れるのが親切だ。
一間を先に勉強し、二間で似た形になった時、一間ではどうだったかという確認が素早くできる。
調べやすいっていう事も実用には重要な要素だな。
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