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2008年 1月 2日 のアーカイブ
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おちつけ、これマジで超簡単かもしれない。
布石の方は手応えがあるけれど、無難に選んでもそれなりに正解するだろう。
そもそも、本試験と同様に部分点が貰えるとしたら、ここで悩むほどの減点はない。
それより悩ましいのは、詰碁が簡単すぎて全問正解しそうなことだ。

本試験の時も、手筋は全問正解だと思っていたけど1問しか出来ていない。
しかしそれは、手筋の訓練を全然してなかったから、問題の難しさにすら気がつかなかっただけだ。
このところずっと詰碁ばっかりやってきて、初段レベルの問題をガッチリ訓練した今、
追試の詰碁が初段レベルと全く変らない手応えで、それどころか三択だからむしろ簡単。
その上、本試験ではコウになるかどうかまで答えるのに、追試験ではそれも不要なので、
三択のうち二つを完全に潰せば、後の一つはコウになるかまで読めなくても正解できる。
本試験では6問だった詰碁が9問に増えたが、どれも読み切り、不正解選択肢の応手までわかったよ。

どこかのホームページでは、紙上認定は碁盤を使って検討しても反則ではないと書いてあったが、
そんなズルいことはするまでもなく、本当に簡単に全問わかった。
確かに自分の詰碁の力がアップしたからかもしれないが、それ以上に問題のレベルが下がってないか?

苦手というか、本試験の時はほとんど勉強してなかった手筋が、追試では3問しか出ないことも有利。
あれから「攻め合い」だけは、本一冊勉強したが、追試の手筋3問はたぶん「攻め合い」だと思うから、
そうだとすればどれも答えがわかっちゃったよ。
全然見当違いのことをやった可能性もなくはないが、攻め合いで勝てるだろう答えが選択肢にあるし。
そもそも選択肢を用意しちゃった時点で、出題の意図まで伝わってくるからダメだろう。

この追試、落とす気ないのか?

よく見たら、二段以上の採点が本試験より10点ずつ甘くなってるし
仮に手筋が全問不正解でマイナス30点、詰碁でまさかの見落としがあってマイナス10点、
布石が部分点ばっかりで半分しか取れなくてマイナス40点だとしても、合計マイナス80点で、
これほど少なく見積もっても三段の合格点になっちゃう。
順当に、手筋でマイナス20点、布石でマイナス30点なら六段合格になっちゃうんだが。
もうちょっとネバって確認してたら普通に八段合格ラインだろ。

本試験で初段にも届かなかったのに、追試でいきなり高段はあり得ないよな。
詰碁はマジで全問読み切ったのだが、マジで全問正解しちゃったらそれだけで初段ラインは超える。
だからといって、本試験みたいに手加減して、さっさと送って不合格は嫌だし。
点数が高すぎるような心配は要らないと信じたい。
追試とはいえ、免状の福袋とはいえ、有料全員サービスみないな物とはいえ、
簡単だと感じるのはあたしが未熟ゆえの事と信じたい。

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自らのテスト好き体質に自分でもビックリ。
特に追試の方が好きなようで、高校の時も赤点の後の追試でよくハッスルしてた。
テストをたくさんやらされると嫌になる人もいると思うが、あたしはテストがないと目標がなくてつまらない。
一回目のテストでその難易度を思い知った後の追試だから、悟空が強敵にワクワクするように楽しい。
悟空は勝算があって楽しいのかも知れないが、あたしは絶望的にやばい方が楽しい。
もちろんその背景には、囲碁未来の方で初段合格は確保したという余裕があるが、
難しい問題に二度もコテンパンにされるかもしれないという、ちょっと追い詰められた感じがたまらない。

で、追試に挑む前に、不合格になった本試験のおさらいでパワーアップしておく。
本試験の答えは送る前にメモしておいたのだが、布石は選んだ理由もちょこっと書いてある。
それを見ながら、なぜそれを選び、なぜ不正解になったから検討した。

1問目、「Aで根拠を奪いたい」とメモしてある。
正解はAで、解説にも「根拠を奪う」とあり、マグレではなく意図を把握しての正解だった。

2問目はどれも正解だと思えず、仕方なく、いちばん広そうなBを選択した。
今のあたしならAを選んで上辺を有利に戦う。
正解はDで、Aは8点、Bは6点なので、今やれば2点アップだが、それでも正解には至っていない。
しかも、解説を読んでもDが良い理由はわからない。
解説に「平面的」という言葉が出てくるが、囲碁では「立体的」という言葉を立体じゃないものに使うから、
おそらく「平面的」も平面ではない物を指すのだろうと思うが、初出につき完全に意味不明。

3問目は、「Dで上辺と左辺を連絡」とメモしてある。
これは過去の自分の考えにも納得がいくところだが、それより今のあたしなら白を攻めるCに打ちたい。
この問題はCが正解の10点、Dは6点なので、答えを読んで納得できた。

4問目は「Dは強いところで勝負」とメモしてあるが、おそらく黒の2間ヒラキを攻めたいのだろう。
今のあたしならBにすべって上辺安定だ。
答えはB10点にD8点だから、Dでもなかなか良かったようだが、生きた石から動くのはどうかなと思う。
この問題も良く理解できた。

5問目は「Bが模様の接点」とメモしていて、模様という言葉の意味もわかってないくせによく言うよ。
言葉の意味はわかってないが、ここは大きいところだと理解しているので、今のあたしもBを選ぶ。
答えももちろんBで、解説にも模様がどうのと書いてあるから、これはなんとなく正解だけど良し。

6問目は「Dは打ち込む狙いのある一間トビ」とメモしているが、4問目と全く同じ事を考えたようだ。
今のあたしもDを選ぶ。
というより、Bは最悪、Aは小さい、Cは未経験で、やむを得ずDしか選べない。
正解はC10点、B8点、A6点、D4点、解説はCについてしか書いてない。
Cが良さそうにも思えないし、最悪だと思ったBが次善だし、なぜDが最悪かもわからない。
よって、残念ながらこの問題はまだ理解できない。

7問目は「Cのマゲ」とだけメモしてあるが、上辺から右辺につながりたいという発想は賛同できる。
今ならBで戦うのも面白そうだと思うが、そっちは失敗するのが怖くて選びにくい。
Dは無意味で、Aは急がないって感じだから、CとBで迷って、無難にやっぱりCだろうな。
答えはB10点、C8点、A6点、D4点だから、今でも正解は逃すけど、8点と10点で迷ったんだから良し。
ここは先が読めなきゃ10点は無理なんだから、読めなくても取れる8点で満足しよう。

8問目は盤全体から一カ所を選択する問題で、争点と解決法の両方が見えなければ正解できない。
「B-14に先手で降りる」とメモしてあり、答えは隣のB-15だったから、どこが争点かは理解していたらしい。
しかし解決法は違ったようで、この問題は死活まで読めなきゃ正解出来なかったようだ。
今見てもこれは正解できない。
全然別の争点でB-4かR-7なら8点貰えたらしいが、そっちに打とうという発想はなかった。

ということで、布石は、今のあたしならもうあと8点貰えるが、それでギリギリ100点になるから初段レベルだ。
今やっても理解できない問題はすべて答えが二線。
つまり、あたしの弱点は二線だから、二線をトレーニングしたいのだが、それって可能なのか?
とにかく布石はまた後から見たときになぜそれを選んだかわかるよう、追試も理由付きでメモしておこう。

詰碁と手筋は理由がどうのとか関係なく、なるべく先を読んで、読みに穴が空かないようにするしかない。
本試験を解いて送って以来、年末はずーっと、飽きるほど詰碁と手筋ばっかりやったから進歩してるだろう。

追試の問題をちらっと見てみたが、本試験の8問目のように盤全体から選ぶ問題はない。
しかも、詰碁と手筋がすべて三択問題になっているから、それ以外は読まなくて良い。
もうそれだけで難易度大幅ダウンだと思うのだが、チャンスと見て良いのか、遠慮した方が良いのか。
また要らぬ心配かも知れないが、正解しすぎも金銭的にやばくなるという前提は変らない。
本試験が免状のバーゲンなら、追試験は免状の閉店売り尽くしかって思ってしまった。