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いずれ一覧表を作りたい物だが、とりあえず、手番の話だけでも。
あたしは黒番に統一されている詰碁しか金輪際やる気はないのだが、
どの詰碁が統一されているか、Amazonで見てもわからないし、
そこにこだわってる人はあまりいないみたいで、ネットの書評でも探しにくいので、書店で見てきた。
まず成美堂は、石田芳夫の二冊と必殺の詰碁が黒番統一。
山下敬吾は黒番の方が多いけど統一はされていないので注意。
依田も統一されていない。
棋苑囲碁ブックスは、六段挑戦の詰碁が黒番統一。
六段挑戦の実戦死活と、基本詰碁123題は統一してない。
シリーズ物では、日本棋院の「初段合格の死活」は統一なので、三段、六段、七段もたぶん統一だろう。
のんびりじっくり楽しみながら強くなる詰碁シリーズは、逆に全部白番統一っぽい。
あたしゃ別に黒にこだわってるんじゃなく、問題ごとに手番を確認する労力を省きたいだけなので、
白でも黒でも統一なら問題ない。
白黒で統一できないなら、攻めの章と守りの章に分けてもいいが。
難易度ごとに出ているこの二つのシリーズが手番統一なんだから、詰碁に不自由することは当分無い。
さらに初心者向けの、ひと目の詰碁、もっとひと目の詰碁も黒番統一。
至高とか求真とか、なにやら難しそうなデッカイ詰碁も黒番統一。
白江のパワーアップなんとかっていうのも黒番統一。
これだけあれば、統一されていない詰碁の存在は完全に無視できるはずだ。
囲碁が強くなるためにすべき事は、詰碁と棋譜並べということで、だいたい結論が出ているようだ。
もちろん、定石の本には定石を覚えろと書いてあるし、ヨセの本にはヨセで強くなると書いてあるし、
ほとんどの本には、その本を繰り返し読めば強くなるんだよと書いてある。
囲碁が強くなるために、あれもやれこれもやれじゃきりがないので、あえて、どれなんだとズバリ訊くと、
やっぱり詰碁と棋譜並べが重要だと言うことになるらしい。
先日のNHK囲碁講座で、1000局打てば強くなるかという質問に対して、
プロの棋譜を1000局並べた方が必ず強くなるよと答えていた。
一方、アシスタントの万波さんは著書で、級なら実戦中心、段なら棋譜並べと書いてあり、
また、たくさん対局しても集中できないので一日二局までとも書いてあった。
今やってる囲碁講座の内容は上級者以上が対象だから、棋譜並べで一致した事になる。
この番組の影響を受けて、もっと棋譜を並べなきゃと焦りが生じた。
あたしゃ詰碁だけはせっせと繰り返しているが、なんせ家には小さい子供がいるから、
やるとしたら子供が寝静まってからになるが、あたしが寝るまで子供も寝てくれない。
それまでめいっぱい遊ぶので、家に帰っても自由時間はなく、棋譜を並べるのは不可能だ。
でもそんなに棋譜並べがいいのなら、事務所に碁盤を備えて一日中並べてようかな。
昨日は嫁と子供が実家に泊まったので、さっそく棋譜並べのチャンスが訪れた。
ネットでダウンロードした、100手くらいで中押しになる趙治勲の棋譜を複数印刷し、並べてみる。
ついこの間まで、趙治勲の地取り戦法を読み返していたので、その内容も意識して並べると面白い。
初めて棋譜を並べた時は、並べるだけでも一生懸命で、何が役に立つのかもわからなかったが、
昨日はいろんな事を観察しながら並べることが出来た。
この割り込みはシチョウ有利じゃないと出来ないんだよなと、ちょっと手を止めて確認した。
異なる二局を並べて、疲れてやめた。
暗記はしてない。
詰碁は久しぶりに石田の基本の方をやっている。
以前は答えを覚えただけだった問題が、答えを忘れた今は考えて解けるようになった事に満足。
ただし、実戦で生じる形の章はまだまだ暗記でしか解けない。
暗記でもいいと書いてあるから安心して暗記するが、同レベルの問題を実力で解けるようになりたい。
十分すぎるほど熱心にやっているので、もっとやらなきゃと言う焦りはあまりない。
こんなにやってもゆっくりしか実力がつかないんだからしょうがない。
その他のいろんな本を読む時間はもったいないんじゃないかと思い始めた。
そしたら欲しい本が一気に減った。