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あたしにとってABSと言えば、エアガンの材質のABS樹脂だったのだが、
今回はそれではなく、車のブレーキを踏みすぎないようにするやつ。
雪国の人にとって、車を運転してればスリップするのも当たり前。
慣れてない人はスリップした時ほど、緊急停止したくてブレーキを踏んでしまうのだが、
道路とタイヤの間がスリップしてたら、車体とタイヤの間をブレーキしてもまるで意味がない。
むしろ、道路とタイヤの間のスリップを解消するため、車体とタイヤの間のロックは解放しなきゃいけない。
止まりたくてブレーキを踏んだ時にスリップしたら、ブレーキを離さなきゃ止まらないという矛盾。
これに多くの人は対応できずに事故が起るため、搭載されるのがABSという仕組み。
ブレーキを踏みすぎた時、激しい異音を伴ってペダルを戻してきやがる。
そのおかげで多くのスリップ事故を未然に防いでいるのだが、
いったんABSに頼って安心して走るようになると、ABSなしでは雪道走行が非常に危険なものになる。
そのABSなのだが、活躍するのは雪が降ってからのシーズンであるにも関わらず、
なぜか秋ぐらいでしょっちゅうガコガコ言いはじめた。
スリップしてるわけでもなく、気をつけてゆっくり止まってもガコガコしてくれる。
週に一回くらいそういう症状がでて、いったん症状が出ると1時間くらい続き、おさまるともう何ともない。
変な症状で、壊れてるのは明白だったが、特に危険もなさそうで、面倒くさくてほっといた。
したら今朝、ABSの異常を知らせる警告ランプが点灯し、しばらく走行しても消えない。
マニュアルによると、ABSが壊れてもブレーキは利くから、緊急を要する故障ではないらしいが、
あたしゃABSなしの車に乗ったことが無く、雪も降って不安だから、ホンダ様に駆け込んだ。
駆け込む途中で警告ランプが消えちゃって、説明しづらいってのが、車の故障では良くあること。
でもホントに見たんだってバー!!
っていう感じ。
1時間半くらい、詰碁をやりながら待ったところ、どこが悪いか特定できないそうだ。
で、コンピューターを交換するらしく、部品の手配をしたから入荷待ち。
午後もだいぶ乗り回したが、ABSの警告ランプはつかないし、誤動作もしないし、申し分ない。
でもホントに見たんだってバー!!
っていう感じ。
良くなったり悪くなったりし、見せに行くと症状が出ず、でもそのうち悪くなり、
確実にどこか悪いのに、どこが悪いか調べてもわからないって事は、カローラツーでも経験した。
トヨタだからとかホンダだからじゃなく、自動車はそういうことがあるんだよな。