筋肉業界の説得力について

ヒョロガリの筋トレよりもマッチョの筋トレの方が「説得力がある」と評価される。
いくら屁理屈を並べても、やってる本人が全然成果を上げてないと信じて貰えない。
筋肉業界で話を聞いて貰うにはまず筋肉でマウントする必要がある。
と言うことは、ナチュラルの人よりステロイドユーザーの方が筋肉あるから有利だよね。
そりゃ隠れてステロイド打つよ。
ステロイド打ってなおかつ隠すことにメリットがある。
ステロイドで作った体を見せびらかしてEAAを売れば、EAAで筋肉がつくと思い込む人がいる。
ハゲの治療薬を飲んでるタレントがシャンプーの宣伝をすれば、シャンプーがどんどん売れるだろう。
豊胸手術をして豊胸ブラを売れば、それの効果があるのかと思って騙される。
これらは全て、隠し通さなければ商売として成立しない。
また、ウソを付いてしまうと詐欺なので、ウソじゃなくのらりくらりとスルーしなければならない。
薬にしろ手術にしろ、商売にさえしなければプライバシーの問題で何をやっても良い。
一切公表する必要はない。
けど商売にしてしまったら、リテラシーの低い人は本気で騙されて文句を言う場合があるだろう。
そしたらウソを暴いてやろうみたいな炎上も起こりうる。
リテラシーの高い人の「そんな物で筋肉付くわけない」という警告を無視したクセに被害者ぶる。

「説得力がある」かどうかの話が結構嫌いだ。
何をやっても筋肉付く人の話に説得力があり、そうでない人の話は筋が通ってても無視される。
医者という肩書きを持った不勉強な人の言ってる事が、科学に反していても愚民に信用される。
自分で考える能力が低い人ほど、考える事を省略して説得力に頼る。
結果、その人がステロイドを使ってたら騙されたと嘆く。
ステロイドを使ってようがなかろうが、EAAに効果があるかどうかは自分で考えればわかる。
ちゃんと理屈を考えることが出来れば、ユーザーにしか効かない筋トレを見分けることは出来る。
ステロイドを使ってるかどうかは見分けられなくても、商売がウソかどうかはわかるはず。
シャンプーでハゲは阻止できないし、ブラで巨乳にはならない。
ましてやサプリで筋肉付いたら、そのサプリはスポーツ界で禁止薬物に指定されるだろう。
サプリで痩せたらスポーツどころか法律でも禁止される場合もある。
炊飯器料理はただの食事なので、それで痩せるわけでも筋肉付くわけでも全然ないのはわかるはず。
広告塔の人がたとえヒョロガリでもそのサプリを買うのか、って言う考え方をすべきだ。
強そうな人と同じサプリが欲しいって言うのは、隠してる真のサプリの存在に騙されてるね。
髪が生えたタレントと同じシャンプーが欲しいってのは、まず髪が生える仕組みを学ばないとな。

こういうのを詐欺だというなら、テレビの通販って全部詐欺だよね。
痩せるサプリで痩せないし、筋肉付くマシーンで筋肉付かないし、髪も生えないし、膝も治らない。
テレビはもう年寄りしか見てないし、年寄りを騙すためのCMしかやってない。
年寄りにはもう思考能力の向上を期待するのは無理だし、悪い商売だなぁとあきれるよ。
でもテレビを見ない若者はしっかり考えて騙されないで生きてるのかとも期待してたんだよね。
現実は思考停止し、説得力がある肉体かどうかが判断基準だからステロイドに騙されてる。
そりゃステロイドを悪者にするような人も増えて当然。
が、髪を生やしたいならシャンプーではなく、そう言う薬があるし合法的に入手できる。
筋肉を増やしたい人も合法的な薬がある。
ただ、筋肉を増やしてスポーツで競おうとするとルール違反があるだけで。
ステロイドは悪者じゃなくて利用価値がある薬として捉えた方が得できる。
自分も髪フサフサ筋肉ムキムキの側に合法的に行けるチャンスがある。
テレビ通販で合法的に年寄りを騙して儲かることも出来る。
勝ってる人に文句言って負けさせても、自分が勝つことにはならないんだぜ。

たぶん関連のある記事:

コメントは終了しています。