やましい商売の共通点
近頃は自分のチンコの健康に興味を持ちすぎ、薬やサプリにも興味を持っている。
その中で効く物と効かない物は、買う前から判別出来るよなって話。
例えばバイアグラ等は、効くまでの仕組みがcGMPだのPDE5だので説明されている。
「○○大学の研究で効果が立証されました」から効くとは書いていない。
「タレントの○○さんが飲んでる」から効くとも書いていない。
「中国やインドで何千年の歴史がある」から効くとも書いていない。
「何万パッケージ売り上げた」から効くとも書いていない。
大学やタレントや歴史や人気などを信じろってのは、自分の頭で考えるなって事なわけ。
少なくともこういう仕組みで効きますって断言しない物は、すべて偽サプリだ。
その説明が納得できるかどうか、少なくとも考える余地が必要だ。
仕組みの説明がないって事は、効く理由が仕組みとして存在しないと言う事。
買って飲んで試してみる価値もない。
チンコ関連だと、テストステロンブースターの類が全てそういう理屈で売ってる。
「インドのアーユルベーダが効くと言ってる」から自分で考えずに信じろ。
「実験で有意にテストステロン値が増加した」から仕組はわからないけど効く。
「長年売り上げトップクラス、みんなに選ばれている」から効く。
そしてそれらの物質を混ぜ混ぜして、いっぱい入ってるから効くってのが一番嘘くさい。
効くサプリは混ぜないで単体成分で勝負してる。
BCAAって、アミノ酸が三種類、各社の比率でブレンドされている。
そして、BCAAが効く理由ってのが一つじゃなくてたくさん出てくるんだよね。
ズル休みする子供が、頭も痛いし歯も痛いし腹も痛いしって、色々言う時みたい。
うちの嫁が嘘つくときに理由をたくさん言って合わせ技を狙ってくる時みたい。
でも一応、BCAAすらどういう仕組みだから何に効くかって事は説明してくれてるわけだ。
その仕組みについて納得する人もいるし納得しない人もいる。
あたしはBCAAの三種を摂取する理由には納得出来ないが、ロイシン単体なら納得出来る。
タンパク質を多く摂取していればBCAAを追加で飲む意味はないと思っている。
しかし、BCAAの中のロイシンの中のHMB分だけは、コスパ次第で追加摂取する気になる。
HMBにならなかったロイシンは無駄、ロイシン以外のBCAAは無駄、って思ってる。
ましてやEAAなんかバカバカしくて検討する気もない。
でも一応、アミノ酸ですら仕組みを提供して効くか効かないかを判断させている。
あたしだったら納得いかないけど、仕組みを理解して納得して買うならいいじゃないか。
仕組みじゃなく権威を表示するサプリは、効く理由を書いてないんだから効かない。
効かないって書いてるような物。
これ、薬やサプリの話だけじゃなくて、指圧や鍼灸がまやかしである証拠でもある。
「プロ野球選手のケガが治りました」
「WHOが効果を認めました」
「なんとか大学の研究報告があります」
これって詐欺の自白じゃねーか。
日本はこういうのに資格を与えている。
それは害を与えないという証明であり、益を与えるという証明ではない。
でもまるで、国が資格を与えたんだから益があるんだという姿勢で商売している。
ホントに何の証拠もない結果だけの魔法みたいな物を権威だけで売ってる。
日本人は仕組みを考えるのが苦手なんだろうな。