鎖骨の目覚め
多くの男性は大胸筋を鍛える事に憧れ、自重で腕立て伏せをする人の目的はほぼ大胸筋だろう。
あたしは見た目を良くしようと言う気持ちがあまりなく、でも逆に悪くなる事だけは避けたい。
大胸筋だけ鍛えるといかにも筋トレしてまっせな体型になるので、むしろかっこ悪いと思う。
よその人が大胸筋ばかり鍛えるなら、あたしはそうなりたくないから大胸筋以外を鍛えたい。
さらには、大胸筋の上部と下部に差が出るのもどうやら美しくないらしい。
あたしには美学がないので、どうなれば形が悪いのかはわからん。
自分でわからないせいで、よその人が例に挙げるバランスの悪さを鵜呑みにするしかない。
よその人が松本人志の下部がバランス悪いって言ってて、信じて下部への刺激を極端に避けている。
腕立て伏せをするときは脇を締めて、前ならえっぽい動作を意識して上部を狙っている。
しかしこのフォームだと上腕三頭筋と三角筋前部にしか刺激が入らない事が多かった。
それでも大胸筋の下部に刺激が入るくらいなら、上部への刺激が弱い方がマシだと思ってる。
腕立て伏せで悪い大胸筋を付けるくらいなら、肩と腕しか鍛えられない方がマシだと思ってる。
悪くなるくらいなら良くならなくていいと思ってたが、今朝はある程度は効いた感覚があった。
個人的な感想として、発達してる部位ほど効いた感がわかり、発達してない部位ほどよくわからない。
そして大胸筋は上部が全然発達してないためか、効いてる感も効かせ方もよくわからない状態だ。
わからないままやってたが、近頃は鎖骨の周辺に刺激が入ってる事を確認出来ている。
たぶんここが大胸筋上部なので、この感覚を目指して継続すれば成長につながりそうだ。
ただし今日は右手首に痛みがあったというおまけ付。
いつもより良い事と悪い事が同時に起こっている。
地べたに手をついても痛く、プッシュアップバーを握っても痛い。
思いっきり手首に力を入れて、関節を固める意識で腕立て伏せをした。
一時的な痛みだと思うが、長引くようなら手首対策で何か巻くかも知れない。
せっかく何の準備もせずにいつでも出来る種目なのに、準備が必要になると面倒になりそう。
実際パワーグリップの装着をやめてから懸垂が気軽に多めに出来るようになった。
自宅で自重なメリットは、いつでも突然筋トレ開始できることだ。
さっと開始して少しやって終わってそのうちまたさっと開始してすぐやめるのが好きだ。
何か巻かなきゃ出来ない筋トレは、筋トレするぞと意気込んで準備体操からやる筋トレだ。
そういう感じにはしたくない。
あと毎週土曜日を筋トレ休みに設定してるから、金曜はちょっとやり過ぎようという気になった。
朝の筋トレを少し多めにやろうと思ったが、やっぱり30分で集中力が切れる事を再確認した。
体力切れで息が上がり、息を整えても集中できなくて限界まで動けない。
体力があってこそ筋肉の限界に挑み、出来なくなるまで回数をこなせる。
体力が切れると筋肉は限界じゃないのに回数をこなせなくなる。
あるいはフルレンジで出来なくなっていく。
すぐやめちゃう。
全然ダメ。
今のところやっぱり、どうやって30分にやりたい事をバランス良く詰め込むかの勝負だな。
分割するか全身やるかも、とにかく30分までの制限を最初に考慮して考えたい。
脚トレも筋肉の限界じゃなく体力の限界でやめちゃう事が多く、30分で脚以外もそんな感じになる。
もしかしたらイントラを飲めばこの壁は越えられるんだろうか。
飲まないけど。