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2022年 2月 2日 のアーカイブ

プランシェとは、腕立て伏せの姿勢から脚を空中に浮かせ、腕だけで体を支える曲芸技。
自重筋トレを扱うYouTubeでは、そのような曲芸をやりたがる傾向が強い。
あたしはもちろん曲芸なんか全然出来ない。
そもそも曲芸こそが運動神経の最も関与する動作だと思うよ。
運動神経の良いやつは鍛えてるかどうかに関係なく、初見でポンポン曲芸がマネ出来ちゃう。
一方、あたしのようなどんくさい人間は、一生鍛えて練習しても出来るようにならない。
同じ人間と思えないほどの差が存在する。
それをわかって生きてきたので、曲芸を覚えようとは思わない。
しかしこのプランシェに関しては、一瞬だけでも脚を上げるくらいは出来るんじゃないかと思った。
けど全然一瞬も出来ない。
脚を上げられるように、重心をなるべく前に出して踏ん張ったら、腹筋が痙る事がわかった。
近頃わりとアブローラーで筋肉痛に出来てて、腹筋に力を入れるコツは慣れてきたかも知れない。
その、腹筋をそこそこ痛めつけた状態で、プランシェのマネしようと構えると痙る。
アブローラーをやってる最中は上部しか効いてない感じだが、痙るときは下部まで痙る。
痙ってるときはめちゃくちゃ力が入ってるのか、痙るだけで筋肉痛とか発生するよな。
これって逆利用して、アブローラーをやったあとプランシェの練習すると腹筋に有効なんじゃないか。
まともな人がやるプランシェは腹筋に効くかどうかは知らんよ。
あたしの下手すぎる練習で腕立て伏せを前傾させた状態が、腹筋に効きまくってる。

逆立ちでも前へ倒れることを恐れて全然脚が上がらない。
きっとプランシェも、もっと前に行けるのに怖がってブレーキがかかってるんだと思う。
ブレーキとアクセルが同時にかかって、そのどちらかが腹筋なんだろう。
前へ重心を傾けようとすればするほど、腹筋がバリバリ硬直して、油断すると痙る。
自分の体を自由に操ることの出来ないポンコツならではの現象かも知れない。
運動神経がいい人は腹筋に無駄な力を入れず、すっと脚が上がるんじゃないかな。
ただ、あたしの目的はプランシェ習得ではないわけだ。
すっと脚が上がることより、上がらなくて腹筋が痙る事に利用価値を見いだしている。
わざと痙るつもりはなくてもかなりの頻度で痙ってるので、わざと出来るならわざとやりたい。
痙るほど力を込めると言う感覚をつかみ、そのポーズをしなくても再現できるようになりたい。
アブローラーだけで痙るほど力を込められる種目になれば理想。

あたしはアナボリックステロイドでもぜんそく薬でも体中が痙りやすくなる。
ミネラルや水分に気を遣ってからはそういえばなんとなく軽減されたかも知れない。
悪いときは全身が痙りやすかったのが、今は足の裏ぐらいしか警戒しなくなっていた。
足の裏は力を込めた時じゃなく、不意に痙るから困っちゃう。
それ以外の部位は近頃痙って困ったことはないかな。
腹筋もその妙なポーズでしか痙らないが、一応、痙りやすいランキング2位に急上昇中。

プランシェは出来ないし練習にもなってないザコだ。
本来なら力を抜かなければいけない部位に力が入って、自分で自分の体を自由に扱えていない。
それによって痙る部位がたまたま、下手すぎるアブローラーより効くかも知れなくて喜んでる。
自分のポンコツ加減を逆手に取りたい。
一生出来ないだろうけど、出来てしまったら逆に腹筋に効かなそうだから出来なくて良い。
正しい練習方法があるかも知れないけどやらないで、腹筋が痙るかどうかだけを極めたい。

ダンベルを使ってる人は、扱う重量の数字が筋トレの成果を感じる目安になる。
けど自重で筋トレしてたら、その数字を増やすという楽しみがない。
せいぜい以前は出来なかった種目が出来るようになるとか、かなり時間のかかる目標があるのみ。
運動神経のいい人なら続けてれば大概のことは出来るようになるが、そうならない人もいる。
筋トレにハマるかどうかは、ゲームのように一つずつステージをクリアして快楽を得るかどうかだ。
ずっと1面をクリアできないままじゃすぐ飽きてやめる。
飽きてやめないために、やはり運動神経の悪い人ほどダンベルを買って数字を目安にすべきだろう。
あたしは自重の種目が気に入っちゃったので、今さらダンベルの方に乗り換える気はないけど。
そのせいで数字の変化という目安もなく、出来ないことはずっと出来ない。
押す種目では、ディップスが下手でガクガク震えて話にならないから、ずっと腕立て伏せばかり。
引く種目では、腕の力でなら強引な懸垂は出来るけど、効かせる懸垂が下手で斜め懸垂中心。
アブローラーは最近になって腹筋が痙るほど効いてるが、下手で腹筋以外が先に限界を迎える。
チューブの肩トレだって、限界までやってるけどどこの限界かよくわからないほど下手。
スクワットは重視してないので追い込んでない。
これらを、日々YouTubeを見てフォームを研究したり、漫然とやらずに集中してやってはいる。
けど進歩が感じられるかと言えば、毎日同じで全然進歩してないという気持ちの方が強い。
ただ、やっぱり薬物が効いてるので見た目だけは変化してて、それがやる気の原動力になってる。

見た目なんて鏡を見るときぐらいしかわからない。
歯磨きの時とワキ毛にエピレタを照射する時ぐらいかな。
風呂では鏡がほぼ曇ってて、見たいときに拭いてみる程度だからちゃんと見てない。
歯磨きは裸になってないので、腕しか見てないけど発達を感じて満足感が高い。
ところが、腕の見た目が変化してるのに押す種目も引く種目もあまり進歩を感じない。
と言うことは腕は我流の加圧トレーニングで、筋力が上がらず見た目だけ変化してるんじゃないかな。
肥大だけならウェイトトレーニング>加圧トレーニング>自重トレーニングの順になるのかも。
ワキ毛処理の時には、乳首の真横ぐらいの脇腹が発達したなと気がついた。
そこの段差が胸回りと腹回りのギャップになって、いわゆる逆三角形に近づいている。
胸でもなければ背中でもない中間部位な感じだが、ネットで調べると広背筋か前鋸筋っぽい。
盛り上がってはいるんだが力の入れ方がわからないので、どの種目が効いてるかわからない。

既に発達した部位をさらに発達させるより、未発達な部分を発達させる方が伸びしろがある。
それはトレーニングでと言うことのみならず、薬物の影響も未発達部位の底上げに効きやすそうだ。
それと相まって、筋トレが下手すぎて鍛えたい部位をちゃんと鍛えられていない。
よって結果として、どこだかわからない部位に力が入って、薬物パワーで鍛えられたりしてる。
意識してやってる部位はゆっくりしか進歩せず、意識してない部位が急速に追いついている。
追いついてしまったらあとはどの部位もゆっくりになるだろうから、そこからが本番だが。
そこから先は見た目が変化しにくくなり、自重でのモチベも感じにくくなるはず。
そうなったとき、出来る人は新しい種目や技に挑戦して行くわけだが。
出来ないことが出来るようになる運動神経がない人もいるわけで、その辺で挫折する気がする。