機密保持特約
そういえば、Delphi 2006を買った主な理由は、Delphi 2005がバグだらけですぐ落ちるから、
それなりにバグフィクスされたであろう環境を、金を払ってまで手に入れたかったからだ。
Delphiは、.NETに対応したあたりで大幅に作り直されているのだが、
その時点でだいぶバグが混入している。
Delphi 2005は無言で落ちたりなんかし、落ちやすい作業はなるべくしないように気をつけたりした。
当然、2006ではそれなりにバグフィクスされていたわけだが、まだまだ酷い状態で、
何度かアップデートパッチがあたり、ようやく実用レベルになったという感じだ。
でもまだたまにブラクラみたいになったり、関係ないファイルを開いたり、
エラーの内容や発生行が意味不明の時があり、それらはもうしょうがない物として受け入れた。
あたしはDelphiが標準で提供する機能に満足していないので、その限界を突破するため、
いろいろと無理矢理な方法をとっているので、その無理矢理な方法がDelphiを不安定にしてるのかもな。
だとしたら、それは個人的なケースなので、バグだと主張するのもどうかと思うし。
で、2006の挙動が不審である点を受け入れたので、2007を買う動機がなくなったんだよ。
2007のウリはVista対応だったけど、2006で作った真魚がちゃんとVistaで動いたから、
2007を買う必要があるかどうかで迷っているうちに、2008のフィールドテスト参加案内が来た。
フィールドテストに参加するとすれば、最も気になるのは、情報をその知漏らすなと言う約束。
一応、参加しなくても知り得ることなら自由に話して良いが、参加しないと知り得ない情報は、
製品が発売されるまで口外禁止、っていうごく当たり前の規約。
既に製品が完成間近なのか、まだまだバグだらけの状態かも秘密にしなきゃいけないし、
既存のコンポーネントがちゃんと動作するかについても、たぶん、秘密にしなきゃいけないと思う。
作ったアプリも公開できない。
そんな規約に同意してまで、新しいDelphiに触るかどうか迷ったのだが、一応、申し込んでみた。
案内が来てから一ヶ月も放置した後なので、今さら申し込んでも締め切ってるかも知れないと思ったが、
申し込んだらその日のうちに登録されて、参加することになった。
審査とかないのかよ。
で、もう参加しているので、詳しいことは口外できなくなった。
参加と言っても、別に、新しいアプリケーションを作ってみてるのではなく、
真魚が正しく動くかどうか、真魚を構成する他人製部品が正しく動くかどうか、
動かないならどう直せばいいか、という作業をしているわけだが、作業の結果は規約上秘密。
この日記に、Delphiに対するグチを並べるのが趣味のあたしとしては、それが出来ないのはつらい。
次のDelphiがいつ発売されるかわからないが、それまでストレスがたまるなぁ。
たぶん、2008年中には、Delphi 2008として発売されるんだろうが。
つーわけで、しばらく真魚は、たとえバグがあってもアップデートしない予定。
もう2008に移しちゃったし、テスト中の2008で作った真魚を公開したら規約に反するんだろうからな。