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2008年 5月 8日 のアーカイブ

あたしは日常生活において、よその人とは考えが違うことが多いので、
そのぶん、よその人ならどう考えるだろうかと、常に考察している。
まともな人は、異常な人ならどう考えるかなんて興味がないだろうから、常に一つしか答えを出さないはず。
まともじゃないあたしの場合は、自分の答えだけじゃなく、仮想まともな人の答えも予想して出す。
予想が当るかどうかは別として、理解しようという努力はしている。
まともな人に、まともじゃない人のことも理解してくれと頼むのは無理だけど、
まともじゃない人ほど、まともな人のことを理解しようと、努力しているんだぜ。

真魚の中身にも、自分のためだけに作っている面と、仮想他人が使うことを想定した面が同居する。
この場合の仮想他人は、作者とは正反対の人間でなければならない。
よって、真魚を使い慣れた人向けではなく、全く使ったことがない人向けということを、常に考えている。
どうしたらわからない人でもわかる作りにできるかは、最も興味のあるジャンルだ。

うちの東芝冷蔵庫は説明書を読まないとわからないことばかりで、子供が触ると直せなくて大変だが、
冷蔵庫くらいは説明書なしでも使える物を作れなかったのかと、いつも腹を立てている。
これは冷蔵庫を熟知した冷蔵庫マニア向けの冷蔵庫だ。
狙ってそうしたのではなく、きっと、冷蔵庫マニアじゃない人の考え方を予想できなかったのだろう。
いや、予想する気がなかったのかも知れない。
この冷蔵庫の存在こそが、真魚を仮想他人向けに作ろうという興味に駆り立てているのだ。

というわけで、何とかして設定ダイアログをわかりやすくしたい。
まとめすぎてわかりづらい所は分離し、分離しすぎて雑多になったらまとめる。
画像
文字色と背景色は同じジャンル、背景色と背景壁紙も同じジャンルだろうと思ってまとめた。
タブのタイトルも、探したい物がどこにあるか一目でわかり、かつ、ゴチャゴチャしないよう考え中。
何を設定したい時にどのタブを開けばいいのか、初めて設定をいじる人に伝わるように作りたい。

壁紙と背景色の「比率」という、間違った言葉を使っている。
比率とは何対何のことで、パーセントは割合だ。
本当にここで使いたい言葉は、
「0なら背景色のみ、100なら壁紙のみ、その中間だと背景色と壁紙を指定の割合で混ぜるよ」だ。
これをスペースにおさまる言葉で考えるのが難しい。

何か新機能を搭載しても、その使い方がわからなければ、機能がないも同然だ。
逆に、何も機能を追加しなくても、わからなかった機能がわかれば、追加されたも同然だ。
うちの東芝の冷蔵庫も本当はムチャクチャ高機能かも知れないが、うちでは失敗した高額家電。

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田原総一朗の番組で、ネットの存在が中国の報道規制を無力化したと言っていた。
どうせ誰でも海外の情報に触れることが出来る世の中だから、中国は何でも放送するようになったんだって。
その結果、中国と日本の両方に放送されるトーク番組が実現した。
昔の中国なら、絶対にカットされるような微妙な話までして、それがちゃんと中国でも放送されたんだと。
という話だったけれども、みるからに中国にこびた感じで、そのくらいなら放送されるさという内容だった。

日本にとって一番大事な国は、安全保障条約による唯一の同盟国、米国であり、
二番目に大事な国は輸入で頼っている中国だと、中国の人にアピールしていた。
いやぁ、、、それはどうかなぁ。
一般人に、日本にとって大事なよその国はどこかというアンケートをすれば、
きっと米国はダントツで選ばれると思うが、それは米国が大事だということよりも、
大事な国が他に思い浮かばないことによるダントツだと思うよ。
しかたなく米国を選ぶくらいで、あとはどこの国がなくなったら困るとか、全然出てこないと思う。
たとえ中国が二位だとしても、一位以外はその他に分類しちゃうほどの、どうでもいい二位だと思うよ。
どうでもいい二位を、まるで一位にせまるかのような二位だと受け止められるような言い方をし、
いかにも日本は中国を大事にしてますよという姿勢を見せたことに納得がいかない。

マスコミはずいぶんと中国に気を遣ってるなぁと思いきや、
今回の胡錦涛来日に関しては、完全に日本側からしかみてない一方的な立場で報道し、
別に、マスコミはどっちよりとかではなく、当たり障りなくやりたいだけなんだなと納得した。
そういう姿勢が逆にゴミ扱いされる元凶だと思うのだが。
何が一方的かというと、油田、ギョーザ、チベットを棚上げにするなという姿勢。

一方的というのはすなわち、むこうが慰安婦問題や靖国問題のあえてせずに、
今回はお互い仲良しこよしだけしておこうぜと言う気持ちで来てるんだから、
こっちも今回は我慢して、ニコニコお迎えで十分だろうが。

靖国は内政干渉だから中国には関係ない。
と、日本では考えている。
同様に、チベットは内政干渉だから日本には関係ないと、中国は考えている。
慰安婦問題は終わったと、日本は考えている。
北朝鮮は拉致問題は解決済みだと考えている。
ギョーザは中国が悪いから、中国があやまらないと解決じゃないと、日本は考えている。
でも、中国はどこで入ったかまだわからないものを、中国だけの責任にするなと考えている。

お互いにいろんな要求をしたいけれども、今回はお互い様で我慢して会ってるのに、
日本には直接関係ないチベットの話をしないのがいけないとか、
お互い捜査に協力しようと言ってるギョーザ問題を、中国だけが悪いと認めさせようとか、
領土問題などと言う最も紛争に発展する問題に言及しろとか言ってるわけだ。
中国の方も以前は、靖国が解決するまで何も話は聞かない言ってきたけど、
今回は向こうがそのデリケートな問題を我慢して来てるのに、それじゃ日本も中国と同レベルじゃん。
中国人ですら我慢できたことを、日本人が我慢できないなんて。

中国人からみた、日本人の許せない所だってあると思うんだが、
そこを向こうが先に我慢して来てるのに、今、ホームで一方的な問題を突きつけるべきではない。
解決するまで仲良くできないというなら、そもそも、訪日自体を断わり、オリンピック参加もやめるべき。

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真魚はDelphiで作られているが、Delphiは元々9x系の古いWindows向け開発環境だ。
NT系のWindows 2000/XPでは、特に日本語周り、ユニコード周りで問題が出る。
ところが、日本ではあまりDelphiが流行ってないし、問題の回避方法もわりと知られているし、
欧米のみでの使用は不具合が問題にならないし、この問題への対処はずっと先送りにされてきた。
なんといっても、小さな不具合を解消するために、全てを作り直す必要があるという点がネックだ。
チョコチョコ修正すればどうにかなるという問題ではない。
つまり開発に金がかかるわけだが、本社がDelphiにそこまで投資できるかどうかが問題だ。
そうしているうちに、またまた発売元の名前が変わった。
そんなに経営がうまく行っていないようじゃ、NT系Windows向けネイティブDelphiなんて発売されない。
つーことで、あたしゃもうDelphiは見限っていた。

ところが今年4月2日に、新しいDelphiを作っているからテストに参加しないかとメールが来た。
製品の概要を見る限り、遂に待ち望んだNT系ネイティブのDelphi登場だ。
あと4年くらい早く出して欲しかった。
せめてあと2年早ければ、テストに飛びついて参加したものを。
いまさら新しいDelphiを出されても、それをネタに日記を書くぐらいしか用途がないかなと思った。
「秘密保持契約書に同意いただく必要があります」とあるから、それも出来ないんじゃ、
参加しても何のメリットもないと思い、せっかくのメールだが放置することとなった。

そこからもう一ヶ月以上すぎた今、新しいDelphiに早く触れてみたくなってきた。
きっと、製品が発売されたら買うだろう。
今使ってるバージョンのDelphiだって、すでにアクティベーション回数を超えているから、
パソコンを買い換える時は慎重にならないといけない。
期待していた.NETはまだ何年も待たなきゃ完成品にはならない。
そうなれば、NT系ネイティブ版のDelphiを、しばらくメインの開発環境に使うだろう。
だったら、テスト版とはいえ、さっさと触っておきたい。
旧式のDelphiでユニコード関連のプログラムを組んだ経験がある人がそもそも少ないだろうから、
本気で、悪い所をダメ出しするつもりで参加してみたいとも思う。
秘密保持契約書とやらは、仕方ないから受け入れようじゃないか。

ただ、一ヶ月以上放置してるから、今から参加したいって言っても間に合うかどうか。