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真魚のメニューは独自描画だ。
これは何も、格好良くしようと思ってわざわざ作ったわけではない。
Delphiの標準のメニューが、アイコンつきにした途端に問題を起こすから、しかたなくやっていた。
独自描画し始めた時点では、メニューアイコンのバグ修正を自前でやるという目的だった。
その後、アイコン付きかつ選択状態の描画がダメで、それを直すためにゴチャゴチャやった結果、
標準っぽい描画はあきらめて、完全に独自っぽい描画にせざるを得なくなった。
この作業は、VCLソースに手を付けることになるので、Delphiがバージョンアップする度にやることになる。
さすがにそれは面倒だ。
このたび、メニューにアイコンを表示するのをあきらめたので、独自描画のメニューもやめた。
ツールバーに関しても、Delphiに標準で用意された物は、バグや扱いづらさの問題があり、
サードパーティ製で有名な物を導入して使っていた。
その、サードパーティのホームページがつながらない。
更新が途絶えて久しかったのだが、ついに終了してしまった。
これからは、Delphiのバージョンアップの度に、自分でメンテナンスしていかなければならない。
さすがにそれは面倒だ。
このたび、ツールバーの挙動には妥協し、Delphi標準の物を使うことにした。
もちろんステータスバーもセットだ。
メニューもツールバーもステータスバーも、OfficeXPに近いスタイルだった。
それ以前はOffice2000スタイルが流行だったわけで、独自描画の流行りはOfficeが引っ張っている。
Office2003でまた違う描画になり、OfficeXPも古くさくなった。
さらにOffice2007が出て、OfficeXPはさらに古くなったのだが、
だからって、新しいOfficeのマネして見た目を変えようっていう根気はない。
真魚は見た目にこだわって独自描画にしたのではなく、
使いやすさにこだわったら独自描画にせざるを得なくなっただけなので、
描画部分を作りなおすのにあまり必死になりたくない。
よって、ある程度使いやすさで妥協して、独自描画関連をいろいろ排除した。
実行ファイルのサイズはほんの少し小さくなった。
理論上、余計なことをしない分、軽くなってるはず。
旧バージョンのDelphiを無理矢理ユニコード化するのにも余計なことをしていたが、
この分も省略されて軽くなってるはず。
しかしいまどきのPCでその軽さを感じる事はできないだろう。
ほんのチョッピリだからな。
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