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2008年 5月 20日 のアーカイブ

今自宅で使ってるAthlon X2は、K6-Ⅲ以来で使ってみたAMD製だ。
当時まだキワモノだったデュアルコアのCPUがどうしても欲しくて、
しかも、まだインテルのデュアルコアが熱で大変だった頃だったので、
その時点でデュアルコアが欲しければ、フンパツしてAMDを買う以外に選択肢はなかったのだ。
しかし今思えば、パソコンにフンパツする物ではなかった。
パーツはすぐに安くなってガッカリするし、高ければそのぶん長持ちするという訳でもない。
まぁ、その時は本当に、インテルのデュアルコアに魅力がなかったし、AMDは高かったからしかたない。
その頃は、デュアルコアにしたからって倍速になる訳じゃないから、
純粋にスピードを求めるならクロックアップした方が良いという流れだったし。
たまたま、あたしが求めている用途が、セガサターンのエミュレーターだったから、
サターンはデュアルコアだからPCもデュアルコアである必要があると思って手を出した。
そうでなければ、それまで使っていたPentium4からクロックダウンしてデュアルにするなんて発想はなかった。

たまたま買ったデュアルコアCPUが、サターンエミュを使う場合だけじゃなく、
何をするにも快適に働いてくれて、もうこれからはシングルCPUを買おうなんて思わなくなった。
すなわち、このCPUには大変満足していたわけで、まだあと2年くらいは行けそうな気がする。
CPUはいいけど、純正CPUクーラーがあまりにもうるさすぎて、銅製のに交換したので、
その銅製クーラーももったいなくて、CPUをまだ使い続けたい。

マザーは2万3千円のを買っていて、やっぱりその当時にデュアルコアをやるのは高くついたんだな。
高かったからこそそれなりの品質を求めるわけだが、CPUと銅製クーラーには大満足だが、
マザーボードだけはなにかと問題を抱えていて、さっさと交換したいと思っていた。
オンボードサウンドのデジタル出力も、nVidiaのLANポート問題も、結局修正されないまま。
サウンドはオンボードを使わないからいい。
LANポートは二つついているから、問題がある方は封印すればいい。
そうやって使っていたら、いつしかまともな方のLANポートも壊れ、PCIに増設することになった。
チップセットドライバも全部インストールしたらダメで、特にHDDまわりは入れるとリムーバブル扱いになる。
LANのドライバはインストールしなきゃいけないが、Windows Updateで入れると使えなくなる。
インテルやSiSのチップセットでこんなに怪しかった事はなかった。
AMD向けはこんな物なのか、それともnVidiaのだからダメなのか、とにかくマザーは良くなかった。
良くないマザーを取り替えようにも、CPUソケットの変更、旧製品の切り捨てがあったので、
マザーを変更するならCPUも変更しなきゃいけないし、そうしてる間にDDR2も普及して、
CPUクーラーの流用も出来ないしで、こうなったら使い続けようと思っていた。

今回のように、明らかな故障があれば買い換えも歓迎するが、
壊れたわけでもないのに買い換えるなら、買い換えることで何か明白なパワーアップが欲しい。
でも、フンパツして買った構成よりあきらかにパワーアップする買い換えとなると、またフンパツが必要になる。
今フンパツしてPCをパワーアップするとすれば、クァッドにいくくらいだから、どうも気が進まない。
かといって安い物を買っても、だからって何が変わるんだと思うともったいない。
壊れると言うことは想定外だったが、実際に壊れたんだから、
今回は今までの環境との比較はおいといて、安いのを買うしかない。

自作の場合、主流の普及品を買うか否かが、値段を左右することが身にしみた。
良い物が高いのではなく、たくさん作ってない物が高いのだ。
CPUを選ぶにしろマザーを選ぶにしろ、売れ筋で大量に生産してる物を選ぶに限る。

今回は下調べなしで買ったけど、ネットのショップで売れ筋を選んだら、なかなか良さそう。
値段をメインにみて適当にみつくろったわりには。
マザーはずいぶんと数売ってるシリーズの後発でこなれてるみたいだし、
CPUは3GHz以上のオーバークロックが出来る物を2GHzで出す廉価版だし、
この組み合わせ自体がメジャーっぽいので、トラブルも起りにくそう。
ステータスが配達完了になってるから、もう家には着いたのかもな。