運転免許の更新で乱視が発覚した。
なんか0.7が見えたら一発合格だから、当然0.7から検査する。
その一発目の0.7が見えない。
「0.6に落とすと見えるなぁ」って言われた。
ギリギリで0.6が見えて、合格ラインの0.7が見えてないようだ。
「乱視入ってるなぁ」って言われた。
乱視って何だ？聞いたことはあるけど近視でも老眼でもないやつは警戒してなかったぞ。
「がんばって、これが見えないと更新出来ないよ」って言われた。
え？頑張り次第ですか？当てずっぽうとかを頑張る以外に何も頑張りどころがないんだが。
見えるやつ、見えないやつ、見えかけてるやつとかいろいろ見せられた。
「ギリギリです、早めに眼鏡を用意した方が良いですよ」って言われた。
いやギリギリってのはオマケで合格って事だろうなたぶん。
厳密に言うと0.6でギリギリ不合格だけど、何かの要件を満たして0.7にオマケ出来たんだろう。
もしかしたら担当官が別の人だったら更新出来なかったかも知れない。
まぁ、若い頃よりは視力が落ちたという自覚はあった。
たぶんその自覚は5年前の更新で見えづらかったから生じたんだと思う。
けどこれまで運転には差し障るような問題を感じたことがなかった。
運転に支障が出るより先に免許に支障が出ると言うパターンは予想してなかった。

元々ずっと裸眼で生きてきたから、いくら以下が眼鏡必要なのかわからなかった。
眼鏡ってのはよっぽど眼が悪くて、世界がぼやけてる人がするものだと思ってた。
今のあたしは裸眼で生活しても何も不便を感じていない。
これほどまでに見えているのに、眼鏡をかけないと危ないと言うラインを宣告された。
次回更新までの5年は眼鏡をかけなくても法律には反しない。
けど見えてる人と比べたら危ないんだろう。
法律に違反しなくても自発的に眼鏡を用意すべきだ。
けどずっと裸眼で生きてきたから、移行するのは難しいな。
こんなに普通に見えてるのに見えてないことにされて反発はある。
見えてる立場から見えてない立場になったばかりなので、あたしの意見はまだ見える立場寄りだ。
見える立場からすると、法律で決まったラインに達してない連中はとても危険だ。
絶対に危険なはずと思ってたラインに自分が来てみると、まだまだ全然見えてるんだよね。
どこが見えてないのかわからないくらい何の不便もない。
とても見えるのに、どこか一定の数字でラインを引くと見えない方に入ってしまう。
ギリギリだろうが何だろうが、あたしはもう裸眼で見えない人だ。

まぁ、あと5年生きてたら眼鏡を用意しようかな。
眼鏡を用意したのに5年以内に死んだら無駄遣いだわ。
だって見えてるんだもん。