トラックボールの負け

ケンジントンのトラックボールを半年くらい使ったかな。
さすがに慣れて、精密作業をするときとブラウザの進むボタンの時以外は気にならない。
一番いい高級な機種を買い、しっかりと慣れて、これでやっと言い訳する余地はない。
トラックボールはマウスに劣ると断言出来る。
今週、医者にパソコン画面を見せられて検査結果の説明を受けたのよ。
そいつが、画面の注目すべき場所をマウスカーソルでグルグルと囲んだのね。
それは別にマウスの達人じゃなくても、少しマウスに慣れてれば出来る行為だ。
あたしはトラックボールでその動きをやるためには、かなりの訓練が必要だと感じた。
その動きを自分でやってみたが、慎重に、ぎこちなく、不細工にやってしまう。
自然に出来る事だと慎重にならず、大雑把にやっても問題ない。
あたしのトラックボールの腕前では、カーソルを周回させず自分の指で指し示すだろう。
医者が指よりもマウスカーソルの方が自然に動いちゃったって事よ。
あたしだってトラックボールじゃなければそうなるだろうな。
マウスなら、慣れて得られる自由さがかなり高いレベルにある。
トラックボールだと、慣れても自由さは低いレベルで終わる。
いや例えば、マウスカーソルで画面に字を書くってのは、普通に当たり前に出来る。
が、トラックボールだと慎重にやっても思い通りに線を引けない。
これは当然のことで、ノートPCのトラックパッドで字を書くことを考えればいい。
トラックパッドが不便だからマウスを足すんだろ。
トラックボールはトラックパッドに近い動きになり、マウスほど自由に動かない宿命だ。
信者に耳を傾けると損するだろう。
昔の、玉を使ってたマウスでストレスだった人がトラックボールを広めたんだろうか。
トラックボールでなければ達成出来ない特殊事情がない限り、手を出すべきではない。
安いやつの話でもないし、慣れてないだけの話でもない。
ケンジントンを半年でもダメだった。
いやダメじゃないほどに慣れ、通常時は不便なく使ってるけど、マウスの方が自由。

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