アニメよりはコスプレを選ぶ国
映画ジョーカーをより楽しむための予備知識として、ダークナイト三部作を見た。
すごく楽しみな映画は集中して観るが、そうでもない映画はダラダラ観ちゃう。
ダラダラの部類だと、スマホゲームをいじりながBGM代わりに映画をかける。
それでも吹き替え映画なら情報が入ってくるが、字幕だとあまり情報が入ってこない。
ちゃんと画面を見てれば英語でも聞こえて、字幕との差異が気になったりするのにな。
U-NEXTでは、1作目だけ吹き替えがなく、2作目と3作目が吹き替えもある。
だもんで、1作目に関しては「あぁバットマン始めたんだなぁ」ぐらいしか印象にない。
2作目でようやくジョーカーが登場する。
あたしの印象では、バットマンと言えばずっとジョーカーと戦ってる人だった。
三部作全部ジョーカーと戦うのかと思ったら2作目だけだった。
そしてやっぱり2作目が一番面白く、他は本当にただ予備知識に観ただけになっちゃった。
で、本来の目的である映画ジョーカーはまだ観てない。
なんとなくバットマンは知ってたが、あぁ、こんな感じかと改めて確認できた。
こいつ、別に変身したら強くなるとか特殊能力があるとかじゃない、コスプレなんだな。
アメリカじゃアニメやマンガは子供が観る物で、大人が観るのは実写映画だ。
大人が観ても恥ずかしくない物として、子供向けの物も実写化して提供している。
が、日本人の感覚では逆にアニメより、実写コスプレ白人おじさんがイキッて恥ずかしい。
アベンジャーズでも白人のおじさんが強いってだけなのは魅力を感じなかった。
しかしバットマンはアベンジャーズ以上に、普通の白人おじさんのコスプレだった。
せめてハルクのように緑人になるか、トールみたいな電気でも使えって思っちゃう。
すなわち性格上の個性ではなく、特殊能力としての個性があちらの国では希薄だ。
日本じゃたぶんジョジョのスタンドの辺りから、一人一特殊能力が好まれるようになった。
今だとヒロアカやダーウィンズゲームが、それぞれ特殊能力のある話で好んでいる。
アメリカでもX-MENなら好きで、みんなそれぞれ特殊能力を持ってて面白がってる。
じゃぁバットマンはどうかというと、コスプレしただけで何もない。
何もない鍛えてるだけの人間だってところが面白いんだろうが、あたしは面白くない。
いやいや何より、その個性のない人間が個性的なコスプレをしてる不自然さ。
あたしの好きじゃないアイアンマンですら、コスプレではなくスーツの機能が目的だ。
キャプテンアメリカは別に能力が変化しないから、普通にコスプレなしでも戦う。
だのにバットマンは、本当にただ無駄に目立つコスプレして、完全な一般人が暴れる。
その辺に非常に馴染めない感じがどうしてもある。
他にも馴染めないアメリカらしさってのは所々にあるんだわ。
ライジングで特に気になったのは、ラスボスとセックスするところ。
この作品には見た目の良い女性が二人登場する。
そのうちの一人はキャットウーマンなので、そりゃ見た目が良くても不自然じゃない。
が、もう一人の美女は本来そこにキャストするのは不自然だろと序盤で違和感を覚える。
あれ?こいつがキャットウーマンだっけ?違うもう一人美人がいるの?と混乱した。
美人をキャストする意味がない役どころに美人を配置しておかしいって、思うわけだ。
その、意味不明キャストの美人とアメリカ的には自然な流れでセックスいたす。
日本的にはかなり違和感のある無理矢理な流れ。
は?全くわからねーんだけど。あれ?こいつがキャットウーマンだっけ?
ってそいつが実は探してた悪者だったよってオチでキャスティングの意味がわかる。
これ日本じゃゴリオシ女優のせいで作品を台無しにするパターンに似てるわ。
日本人のやってる映画なら美女二人の区別はついたんだろう。
あたしは白人の美女に魅力を感じないせいで、どっちがどっちかわからなくなった。
どちらかと言えばその悪者の方が見た目は好きなので、最後まで混乱した。
んで最後の最後には悪者じゃない方の女にもモテて意味不明。
あぁ、セガール映画と一緒か。
なぜ強いのかなぜモテるのか納得いかないけど、主人公は最強過ぎるくらいがいいのか。
たぶんアメリカ的なアレだなと思っておくしかない。
ゴッサムって架空都市なんだろうけど普通にマンハッタンだよなぁってシーンもある。
アベンジャーズとは違う世界観で、スーパーマンと同じ世界観にいるらしい。
先日観たシャザムのラストにも少しスーパーマンが出てた。
が、シャザムがどこの都市だったかはもう覚えてない。
スーパーマンもどこだか知らない。
架空の都市なんか出して、共演するとき大丈夫かと要らぬ心配をしてしまった。