花椒とダイソー商品

近頃はコンビニにも花椒味のシビカラ製品がいろいろ並んでいる。
「ホワジャオ」ってタイピングして「花椒」に変換出来るほどに普及した。
それらの製品は、さすがに花椒を売りにしてるだけあり、結構な辛さなんだよ。
花椒が入ってない料理にかけてそれを実現するには、結構たくさん入れる事になる。
さて、うちの場合は粉末の花椒じゃ美味しくなくて、ペッパーミルを使っている。
粗さが調節できるんだけど、粗挽きが好きな人はあまり問題が無いかも知れない。
少しの花椒だけで十分な人は、少し粗い粒が入ってても気にならないだろう。
あたしが使いたいくらいの辛さを実現すると、粗い粒が大量に残って食べにくい。
ナッツの殻の本来は捨てる部分を砕いて食べろと言われてるような感覚だ。
この粗い粒が、舌のずっと奥の方にひっついて、指を突っ込んで掻きむしって取る。
舌の力だけで上顎にこすって取りたいが、接触できない奥にひっつく。
付着してるんだか刺さってるんだか、とにかく食後の不快感が残ってしまう。
だので、ペッパーミルの調節は最も細かい状態にしなければならない。
もちろん、粗く挽くよりも細かく引く方が時間がかかり、非常に疲れる。
カップ麺に入れるために、お湯を入れてから3分間、必死で擦っても少ししか出ない。
こんなんじゃコンビニのシビカラ製品の方がよっぽど辛い。
わざわざ自分で用意した花椒が、既製品の辛さまでも到達出来ないのは悔しい。

んで、一度は安い電動ミルを試したけど、最小にセットしてもまだ粒が粗い。
舌の奥に不快感を残す、ナッツの殻を食えって言われてる状態までしか行かない。
それを経てまた手動に戻ったのに、やはり挽くのがしんどくて電動にしたい。
もしかしたらと思い、また別の電動ミルを買ってみたが、やはり粒が粗い。
こんなに花椒が普及してもまだ、花椒を細かく挽くための道具は普及してないのか。

と言う戦いをして来たが、この度、ダイソーでアク取り網を買ってきたのだ。
さらにお菓子にパウダーをかけるための網と、急須で茶葉を漉すための網もな。
もうこうなったら、電動ミルから出て来た粗い粒子は捨てて、細かい粒子だけ使おう。
こちとら、業務用100グラム花椒を買ったら全然減らないって状況なんだよ。
粗い粒子を捨ててでもどんどん使って行かないと、挽く前に風味が落ちてしまうし。
もっと辛くしたいって理由でやってるので、電動ミルのスピードはありがたい。
捨てる分も考慮して、どんどん網の上に挽きまくる。
そしてその、粗く挽いた状態を指でゴリゴリ押して、やっと細かい粒だけ分離する。
そして今のところ、この方法ならカップ麺の3分でも満足な辛さになるわ。

最初はその、捨てるべき方ももったいなくて、手動ミルに注いでいた。
ところが手動ミルは、入口の開閉時に出口も少し開いちゃう構造で、全部落ちちゃってた。
すり鉢みたいなのでゴリゴリ出来たら良いのかなぁ。

とりあえずはもったいないけど捨てるという案で、かなり理想には近づいた。
辛さとスピードはどうにかなった。
網を三種類買って、どれが良いか比べてるところ。
電動ミルの出口より大きい網で、なおかつ網の目が細かいのがよい。
そして大きすぎるとかさばるから適度なやつがよい。
今のところアク取りが最強。
別にダイソーにこだわらなければ、もっとフィットする物があるだろう。
ってか、工夫しなくても良い花椒の利用法が、もっと普及したら出てくるだろう。

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