CPUクロック抑制
プロセスの監視と凍結によって最小限の動作しかしない事を目指した結果、GPSもWi-Fiもいちいちオフしないで使ってるのに、バッテリーミックスの表示では1時間あたり0.2%しか消費しないという素晴らしい待機電力の低さを発揮していて、iPhoneと比べても遜色ない状態にまでなった。でもこれはあくまで待機時であって、いざ画面を点灯するとグイグイ減って行くし熱も結構出すわけで、iPhoneだと単にネットを見てたぐらいじゃあまり減らなかったから、今度はその使ってるときの電量消費ってのにも興味を持った。
acro HDは画面がHDだから、きっと画面を付けてるだけで電力消費がすごいんだよ。だから、プロセスを監視したりCPU使用率をどうにかしようとしてわずかな差しか生まれない。たとえroot権限でCPUクロックを下げたとしても、そもそも電気を食う理由がCPU利用ではなくHD画面なんだから、全然無駄なことだろうと一応分かってはいる。でもアプリでCPUクロックを制御できるんだから一応しておく。
一応無料版で試してAnTuTuってのがCPUを制御出来る事を確認し、画面オフ時や充電中には制御方法を変更するという機能を目当てに有料版にしてみた。クロックは最大時も最小時もデフォルトの半分に設定した。1.5GHzを0.75GHzで動作させるって事。ゲームやるわけでもないし、クロックを半分にしたからって全然気にならない。つまりは無駄だったんだよね。でもその無駄を省いたからって、CPUで電気食ってるわけじゃないから全然節電にはならないだろうけど。で、バッテリー節約目的だから外部電源があるときは節電せずに最大1.5GHzにして、画面オフ時は待ち受けしかしなくて良いから最小設定にしておく。怪しい日本語より、むしろ英語の方が伝わるんだけど、言語の切り替えは見あたらない。GPU制御機能もあるようだが、対応端末ではないらしい。
一応、よく分からなかったところとしてコンサーバティブとオンデマンドってのがあって、デフォでコンサーバティブになってるけどそれだとクロックが下がってる状態から一気に上げないみたいで、オンデマンドに比べてレスポンスが悪い。ページを読みふけってる間にクロックが下がり、続きを読もうとスクロールさせた瞬間、まだクロックが上がりきってなくてカクカクしたりする。オンデマンドにさえしておけば、最大クロックが半分でもカクカクしないので、使っててクロックが下がってることに気がつかない。って言い過ぎか。まぁ悪くはない。
あとこれもわかりにくいが、初期設定ではセーフモードが有効になっていて、起動する度に設定が消されてクロック下げ直ししなきゃいけないからめんどくせーって思ってた。セーフモードを無効にしたら、間違った設定をして起動出来なくなるかも知れないから、その無効にするって言う決断にまず勇気がいるが、rootしてる人はCWMもしてるから全然大丈夫だろう。また、起動時にピコピコ鳴ってうるさいアプリだったのも設定で止めれた。
これの他に似たようなのも試したんだけど、意図した動作をしないやつとか、CPUだけいじりたいのに余計な節電機能も一緒になって一つのプロファイルだったりとか、あとは無料版がないせいで試せなかった物もあって、総合的にAnTuTuにした。まぁ節電してるって言う自己満足なので、これで劇的に節電出来たりしないことはわかっててあえてやってる。どうなったか計ったりとかするつもりはない。