Pentium DC E2180 #3
全く不必要なオーバークロックのために消費電力を上げるのはバカバカしい話。
しかし逆に、消費電力を押さえたいがためにパフォーマンスダウンというのも悔しい。
省電力かつハイパフォーマンスな落としどころを見つけていきたい。
で、試してみたらすごいのがあった。
クロック倍率6倍固定
FSB333MHz
メモリ800MHz
電圧オート
たぶん、同じ2GHzでも、FSBを高くした方が理論上はパワーアップになるはず。
200×10で動作させた場合、アイドル時は200×6で1.18Vになっていたわけだが、
333×6に変更したら、アイドル時でも高負荷時でも0.96V固定になった。
オーバークロックする際は0.1V上げるのにも慎重になっていたのに、
定格と同じクロックでもマザーが自動で0.2Vも下げたというのが衝撃的。
残念ながらこの設定は、負荷テスト中にOSが落ちたので、実際はもうちょっと電圧が必要だ。
今は、BIOS上で1.0V、CPU-Z上で0.976Vで負荷テスト中。
1時間くらいやってるが、CPU温度は28~31℃で、まるで1.2GHz固定動作の時みたいだ。
にもかかわらず、定格のアイドル時より省電力で動作し、温度は1.2GHz固定並。
無駄に電気を食うのも心配で、パフォーマンスダウンも嫌なあたしにとって、
定格よりチョッピリ速くて、アイドル時も高負荷時も省電力な、この設定がいちばん満足だ。
本当は、ビジー時は3GHzの1.35V、アイドル時は2GHzの1.0V、FSBは固定って感じで、
Windowsとマザーボードが協力して自動でやってくれたらもっといいのだが、
さすがに電圧の上下幅が大きすぎると、かえって機械の寿命を縮める事になるから、
どうしてもパフォーマンスが必要なときだけ手動で3GHzにする方がいいのかも。
一応、普段はこの省電力設定で使うことに決定。