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まだ半分しか読んでない所での話。
本を買った目的はポリアミンの事を詳しく知りたくて。
あたしは勉強不足なせいで、抗酸化物質の働きをイマイチ納得出来ないでいる。
勉強して詳しい人は、十分納得した上でサプリメントの抗酸化物質を買ってるのかもしれない。
でもこの本によると、抗酸化物質は意味がないし害にもなるらしい。
どうしてなんの効果もない物質が、まるで何かに効くかのように流行ったかという背景も語られている。
書いてる内容では、フランス人が他のヨーロッパ諸国に比べて健康だったから、
フランス人が多く摂取しているワインに秘密があると思って、ポリフェノールの抗酸化物質が注目されたって。
しかし、フランス以外の、特に長寿世界一の日本ではあまり抗酸化物質が摂取されていない。
しかも、ワインの抗酸化作用は弱く、もっと強い抗酸化物をいっぱい摂取してる国は全然健康じゃない。
さらに臨床での検証もあって、最近(2009年)では意味なしっていう意見が多数派になってるんだと。
ホントかどうかは知らないけどね。
普段からポリフェノールを馬鹿にし、抗酸化物は納得出来ないと繰り返してきたあたしにとって、
これほど気分のいい本はない。
騙されやがってザマーミロって感じだが、別にあたしは抗酸化物の嘘を見抜いていたわけでもないし、
それどころか、アスタキサンチンとかはもっと安く高容量で買えるなら今でも欲しいし、
たまたま今売ってる手頃な抗酸化物質サプリメントに魅力を感じないだけで、
どっちかって言うとあたしも騙されてる方に入っている。
勉強不足なせいで納得出来ないだけで、勉強すれば完全否定はできないものかもしれないし。
逆に、本に書いてある事の方が嘘で、今新たに騙されつつあるって事もありうる。
この本の信憑性は、あたしが普段からコラーゲンを食べる女を見下していたり、
年寄りに高いヒアルロン酸を売りつける商売に腹を立てていたりするのと視点が同じで、
そう言う物は嘘だという否定に多くのページを割いている点にある。
そのおかげで、前半読み終わってもまだ肝心のポリアミンの説明はないのだが。
否定の根拠に、一つは分子の大きさ、もう一つは酵素活性が挙げられている。
分子量の方はほぼ納得出来るのだが、酵素活性の方はちょっと疑問が残る。
ビタミンとかCoQ10は補酵素だから、酵素活性が働かなきゃ意味がないとかって書いてあるが、
酵素活性を良くするための補酵素だと思うので、そこら辺の説明はよくわからない。
また、材料を摂取しても目的物が生産されないと言う事の説明も酵素で語ってるが、
あたしは酵素よりも、不足してるかどうかで納得してるので、全て酵素で片付けることもイマイチ疑問。
この本は、聞き覚えのあるいろんな健康成分を分子量と酵素活性で否定していて、
納豆の本なのにナットウキナーゼやイソフラボンまで否定している。
アイハーブのベストセラーがナットウキナーゼだが、人間には効果なしだそうだ。
納豆を勧めてるのに納豆に入ってる何でもかんでもを肯定するわけじゃない点が信用に足る。
なおかつ、それでも日本人が長寿なのは納豆のおかげだろうと推理していて、
それに関係する成分はポリアミンと食物繊維だろうと言っている。
後半をまだ読んでないので信じられるほどの納得はしていない。
しかし、フランス人については、ワインではなく一緒に食べるチーズだろうって言ってて、
確かに納豆との共通点である発酵食品だから、ポリアミンがいっぱいなんだろう。
乳酸菌製剤でのポリアミン値上昇にも触れていて、
今あたしが飲み始めたばかりの善玉菌サプリが正解であることは確信できた。
サプリを飲んで便通に変化が現れた日から毎日ハツラツとして体が軽いのだが、
そこまではさすがに勘違いじゃないかと思っていたけど、
本を読んでたら、これはあり得る効果の一つなんじゃないかと思い始めている。
本を買った目的のポリアミンの詳細はたぶん後半に、ちゃんと納得出来るように書いてあるんだろう。
ここまではまだ抗酸化物質やCoQ10と同じように、よくわからないけど新しい健康成分レベル。
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