納豆の本の後半

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この本では素人にもわかりやすいように、専門的なことははしょっているので、
本に書いてある事を理解しただけではまだまだ全然理解したことにならないのだが、
その素人向けの話だけでも十分に難しく、理系じゃない人には理解不能だろう。
大学で生物学を勉強したあたしからみてちょうど面白いくらいだ。

はしょった内容によると、加齢によってまず免疫が弱くなり、
弱った免疫を補うために不必要な炎症が起り、自分で活性酸素をいっぱい作っちゃうんだそうな。
そして、その活性酸素は抗酸化物質で対抗出来るような少量ではないので、
根本の炎症を抑えることで、活性酸素の発生自体を減らしましょうと言うことらしい。
昔から炎症を抑える薬物はあるけれども、薬物では必要な炎症まで抑えてしまうからダメで、
不必要な炎症だけを抑えるためには免疫を若く強くするしかなく、それがポリアミンでできるんだと。

この本で話題にしている活性酸素は、免疫細胞が異物を攻撃するときに出す物だけで、
実際はそれ以外にも活性酸素は発生しているはずだし、対策すべきは免疫だけなのかってのは疑問。
基本に立ち返って、あたしが活性酸素を気にしたのは、プロホルモンが肝臓に悪いっていう話からだ。
某詳しいホモの人のサイトでは、抗酸化物質でこれに対抗しようとしていたが、
あたしは抗酸化物質の仕組みにイマイチ納得出来てないので、じゃあポリアミンはどうだって事だから、
ポリアミンで免疫機能を上げることが、プロホルモンにも有効なのかって事が一番の問題になる。
プロホルモンを侵入者と見なして免疫細胞が戦ってるならば、一応ポリアミンで筋が通るだろう。
しかしプロホルモンと戦うのは免疫細胞じゃなく肝細胞だって話だから、全然意味がないかもしれない。
ポリアミンで肝細胞も元気になるなんて書いてないから、きっと肝臓の活性酸素には無力だろう。

また、この本での活性酸素とか炎症は、主に動脈硬化を起こす原因として書かれていて、
抗酸化物質は意味がないのではなく、サプリで摂取しても動脈硬化を防げないと言っている。
でも、活性酸素の害は動脈硬化以外にもあるわけで、完全な無意味かどうかはわからない。
たしかに、炎症は体中で起きているから、少々の抗酸化物質を摂取したって多勢に無勢だろう。
しかし、プロホルモンの害に関しては、体中ではなく肝臓で集中的に起きているわけで、
肝臓で集中的に抗酸化能力を高める物質で対抗しうる可能性はある。
売ってる肝臓サプリに入ってる抗酸化物質が完全に無意味だとは思えない。
過剰摂取が害になると言うことに関しては、そりゃそうだろうとはじめから納得している。

この本では納豆を勧めているが、最初に発見されたのは精液からであり、
精液の臭いの元になる物質であり、精液に多く含まれる物質について語った本なわけで、
納豆を食べたくなければ精液を飲めば良いとは、まぁさすがに本には書けないか。
でも、ザーメンゴックン健康法はこれで化学的に裏付けられた。
確かに、細菌やガン細胞と同様、精子もどんどん増えるから、ポリアミンもものすごく多いはずだ。
あたしも今は善玉菌サプリの方向だが、サプリも納豆も買えなくなったら自分のをゴックンするかもね。
うんちと精子だけは、味見すらしたことがないので怖いんだけど。

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