詰碁と棋譜並べ
囲碁が強くなるためにすべき事は、詰碁と棋譜並べということで、だいたい結論が出ているようだ。
もちろん、定石の本には定石を覚えろと書いてあるし、ヨセの本にはヨセで強くなると書いてあるし、
ほとんどの本には、その本を繰り返し読めば強くなるんだよと書いてある。
囲碁が強くなるために、あれもやれこれもやれじゃきりがないので、あえて、どれなんだとズバリ訊くと、
やっぱり詰碁と棋譜並べが重要だと言うことになるらしい。
先日のNHK囲碁講座で、1000局打てば強くなるかという質問に対して、
プロの棋譜を1000局並べた方が必ず強くなるよと答えていた。
一方、アシスタントの万波さんは著書で、級なら実戦中心、段なら棋譜並べと書いてあり、
また、たくさん対局しても集中できないので一日二局までとも書いてあった。
今やってる囲碁講座の内容は上級者以上が対象だから、棋譜並べで一致した事になる。
この番組の影響を受けて、もっと棋譜を並べなきゃと焦りが生じた。
あたしゃ詰碁だけはせっせと繰り返しているが、なんせ家には小さい子供がいるから、
やるとしたら子供が寝静まってからになるが、あたしが寝るまで子供も寝てくれない。
それまでめいっぱい遊ぶので、家に帰っても自由時間はなく、棋譜を並べるのは不可能だ。
でもそんなに棋譜並べがいいのなら、事務所に碁盤を備えて一日中並べてようかな。
昨日は嫁と子供が実家に泊まったので、さっそく棋譜並べのチャンスが訪れた。
ネットでダウンロードした、100手くらいで中押しになる趙治勲の棋譜を複数印刷し、並べてみる。
ついこの間まで、趙治勲の地取り戦法を読み返していたので、その内容も意識して並べると面白い。
初めて棋譜を並べた時は、並べるだけでも一生懸命で、何が役に立つのかもわからなかったが、
昨日はいろんな事を観察しながら並べることが出来た。
この割り込みはシチョウ有利じゃないと出来ないんだよなと、ちょっと手を止めて確認した。
異なる二局を並べて、疲れてやめた。
暗記はしてない。
詰碁は久しぶりに石田の基本の方をやっている。
以前は答えを覚えただけだった問題が、答えを忘れた今は考えて解けるようになった事に満足。
ただし、実戦で生じる形の章はまだまだ暗記でしか解けない。
暗記でもいいと書いてあるから安心して暗記するが、同レベルの問題を実力で解けるようになりたい。
十分すぎるほど熱心にやっているので、もっとやらなきゃと言う焦りはあまりない。
こんなにやってもゆっくりしか実力がつかないんだからしょうがない。
その他のいろんな本を読む時間はもったいないんじゃないかと思い始めた。
そしたら欲しい本が一気に減った。