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日テレ系列のドラマに出てくる家庭教師が言った言葉で、
受験問題というのはその学校がどんな生徒を欲しがっているのかのメッセージなんだって。
確かに、頭のいい子が欲しいなら知能テストをやればいいわけで、
いろんな教科をテストするのは、頭が悪くてもいいからその分を勉強でカバーする努力をみるって事だ。
過去問を見ることで、何が出来る人が合格なのかを知るのが合格の早道。
別に過去問じゃなくてもいいのだが、試験問題の難易度とか傾向を知ることは当然必要。
ゆえに、これから目指す囲碁の初段は、日本棋院が初段にどこまでを求めるかを知らなければならない。
都合の良いことに、日本棋院からは初段を目指す人向けに囲碁未来という月刊誌が出ている。
初段の判定を下す側が、初段になるためにどんな勉強が必要かを載せてる雑誌なわけで、
これが出来れば日本棋院の初段っていうレベルを最も正確に表現しているに違いない。
そのレベルを知るだけなら、日本棋院のサイトで例題を見ることで解決する。
例題のレベルは、一目で分る簡単な物から、読みの限界を超えて答えが出せない物まである。
全部分るとか全部分らないとかではなく、分る問題も分らない問題もあるということは、
今のあたしのレベルにピッタリという事で、年間の定期購読で7500円を振り込んだ。
振込確認後、三週間で会員証が届くと書いてあったから、まだまだ先だと思っていたら、
会員証だけが三週間後なのか、囲碁未来は単体ですぐ送られてきた。
まだ全部は見ていないが、最初から最後まで問題尽しで、水着とかマンガとかはない。
講座のレベルは高く、やはり全てを理解できるのはだいぶ先の話だと感じた。
面白かったのは、シチョウで9手先まで追いかけなさいという囲碁力トレーニング。
シチョウで取れるか取れないかだけなら、9手先も見えるよという問題。
最後に往復ハガキが付いていて、といっても切手はこちら持ちで2枚貼らないといけないのだが、
これに棋力認定問題集の答えを書いて送ってやると、採点して帰ってくるらしい。
その、帰ってきた採点結果は、免状取得時に自分の棋力を申請するのに使えるようだ。
これでようやく、囲碁の段位認定までに必要な道が見えてきた。
え?
でもそれって、問題さえ解ければ対局しなくてもいいってことなのか。
問題が解ける人は対局してもそれなりの実力になるという事なのか。
もしくはやっぱり対局が前提で、当たり前すぎて問いもしないことだと思っていいのか。
最初の話に戻るが、日本棋院が初段と認めるのはどういう人に対してなのかを知り、
日本棋院が要求している実力を付けることが目的なので、問題だけでいいなら問題だけやるぞ。