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互先の対局では隅への先着が重要だが、4子のハンデを貰う場合は既に隅に先着してるんだから、
辺のヒラキに先着すること考えて戦ってみようということで、昨日からだいぶ研究した。
白番のどの辺にどっちからカカリを打つかによっては、漫然と定石で対抗して良い場合がある。
この場合、右辺も三連星、左辺も三連星という形ができあがった。
ツケノビ定石で黒が得た隅の地は、三間高バサミ定石で白に与えた隅の地より広いわけで、
この時点でだいぶ不利になった白は、このあと中央に地を稼ぎに来る。
あたしは中央に投下された白とどう戦って良いかわからず、どんどん追い上げられていくのだが、
その中央の地を上辺や下辺に連絡させないことをテーマにがんばったら、14目差で勝つことが出来た。
どうせランダムなのだろうが、カカリの方向が違うパターンになることもある。
その場合も、向かい合う辺のヒラキを先に打つということを心がけてやれば大丈夫。
四隅を全て黒番の思惑通りに打たれては、さすがの白番も追い上げることが出来ないということで、
右上の隅にカカリをする前に、下辺のヒラキに白29と迫ってくる場合がある。
これをどうするかと一日中悩んでいたわけだが、やはり4子局では辺の地を守ろうと結論を出した。
いろいろ考えたけど結局黒30のコスミツケを打てば、白31となって辺の地はとりあえず大丈夫で、
今度は黒からどこでも好きな場所に打てるわけだから、これもさんざん悩んだ結果、
右上に黒32の大ゲイマジマリを打つことにした。
すると案の定、白33と入ってきたのだが、ここではそのシマリを利用すべく黒34で押さえる。
黒38の二段バネは当然切られるのだが、ここなら切られても大丈夫という読み。
定石通りに打てば白は隅で楽に生きられるのだが、この場合は苦しくなるのだろう。
白41、白43と右上に連打し、おかげで黒44が右辺にも地を作るチャンス。
白47、白49の右上連打でも、おかげで黒50が右辺と中央に迫る事が出来た。
白51は右辺より中央を守ったので、黒52とつめて作戦成功。
すなわち、悩んだ大ゲイマジマリから反対に押さえて、白には小さく生きて貰う作戦。
またしても中央に地を作られ、どう対抗して良いかわからなかったけど、この戦いは35目勝ち。
4子のハンデを序盤の50手くらいで有効に生かせば、その後無理な手を打つ必要がなくなる。
布石ができたらもうヨセのつもりで、どこを押せば先手で地を稼げるかだけをジックリ考えて打つ。
ということで、まだまだ不安定かも知れないが、4子局の攻略は完了かな。