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2007年 9月 4日 のアーカイブ
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Amazonで「こんな商品も買っています」を辿ると、何が売れ筋かはだいたい知ることが出来る。
自分と同じものを買った人が、他にどんなものを買っているかをリサーチしつつ、
その買った人が満足したかどうかをレビューで推測すれば、欲しいものが決まる。
その欲しいものをググってみて、よそのブログとかでも評判を探ってみる。
そうやって追いかけていったら、「依田ノート」は買わないわけにはいかない一冊だと分った。

まだ一時間も読んでないんだけど、本が厚いせいか質感のせいかカバーがよく外れる。
セロテープで固定はしたが、もう角の辺りがボロボロで、今にも朽ちてちぎれそうだ。
「序盤の打ち方」も図があちこちにあってだいぶ読みにくいと思ったが、あれはまだマシだった。
依田ノートは、文章中で指し示した図が前のページにあったりする。
ゆえに、ページをめくっても戻してめくって戻して、なかなかスムーズに読ませてくれない。
図ばっかりの本は、図が主人公でとなりにチョッピリ解説が付くというレイアウトだが、
依田ノートは活字が主人公で、補助する図は別のページにあることもしばしばというレイアウトだ。
ページ数は300程度だから極端に多いわけではないが、活字が多そうな本ということになる。
普通の発想では活字が多い方が読むのに時間がかかりそうだが、
囲碁の場合は盤面一つで活字の何倍も時間をかけたりすることがあり、一概には言えない。

内容については、また布石の本を買ってしまった事に遺憾。
序盤の打ち方も布石の本だったし、ひと目の布石というのも買った。
そういえば昨日まで読んでた石の形も、布石で石が接した時に特化した本だった。
地取り戦法だって石の形と同じようなシーンが書いてある。
別に布石の本だけ狙って買ったわけじゃないし、一番欲しいのはヨセの簡単なやつなのに、
売れてる本から買おうとするとどうしても布石になっちゃうということなのか。
これだけ布石の本ばかり見ていると、もう何を書かれてもあまり感動できない。
知らなかったことが出てきても、それを読んだら実践できるようになるわけじゃなし、
確かにそうだがマネは出来ないので次の話題へ言ってくれと思って軽々しく読んでしまう。
今買うべき本ではなかったかもしれん。

とはいえ、これまでどの本を読んでも理解できなかった厚みについて書いてあるようで、
先に期待しつつこのまま依田ノートを読み進める。

TSUTAYAやブックオフに囲碁の本がなかったから、Amazonしかないとあきらめていたのに、
旧ダイエーの書店に行ったら棚二つも囲碁のコーナーがあって意外だった。
弘前で囲碁の本なんてあたししか買わないんじゃないかと、店の心配までしてしまった。
お目当ての「ヨセの基本」はなかったけれど、また欲しい本はたくさん増えた。

こことか全部欲しいくらい
http://www.nihonkiin.or.jp/pub/hayawakari.htm

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