50局やって気がついた

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9路盤で定先の黒なら、どんなソフトにもまぁまぁ勝てるようになったが、
これは実力の勝利ではないということに、igowinで50局ほど連戦して気がついた。
バリュー囲碁も相当やったのでそれ以上だが。

囲碁は先手がペースを握ることが出来るので、自分の得意な形を作ることが出来る。
得意というより、大勝は出来ないが大負もないという形にしてしまうのだ。
黒1は33に打つことで、CPUの様子を見る。
白2が左に行けは黒3は下、白2が下なら黒3は左の小目に置く。
33に置くより1目だけ高い場所に置くのが勝敗を決める。
そして白4をどこに打たれるかにかかわらず、黒5は連絡するように打つ。
するとこうなる。
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だいたいはここで勝負が決まっていて、この形ならまぁ引き分けか僅差でどっちが勝つかだ。
お互いに断点を作らないようにしながらなるべく押し合い、ミスしなければ先手の有利分くらい勝てる。
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コンピューターはあまりミスしないが、人間はわりとミスするからこれでも負けたりはする。

同じように打っても、白から先に攻めてくるようなら、押されるから勝てない。
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これになってしまうと、白6を防御するために常に後手に回る事になり、間違いなく負ける。
つまり、6手で勝負が付いている。
ちなみにこのパターンになるのはバリュー囲碁だけで、igowinでは必ず僅差勝負型にしかならない。

この形はとにかく盤の半分を自分の陣地だと考えて、もう半分になるべく寄せるように打てばいいから、
あまり頭を使うこともなくサクサクとゲームが進むし、ミスしなければ僅差で勝ったり負けたりだ。
パターンに持ち込んじゃえば長考することもないから、50局なんてあっという間だ。
しかしこれ以外の形になると、どっちが攻めてるんだかわからないメチャクチャ型になってしまう。
メチャクチャ型は何をして良いかも全然わからず、必ず80目以上差で負ける。

これって、表示上は12級だけれども、囲碁の実力ではなくCPUを攻略しただけだね。
igowinには後手で打ってもこれでたまに勝てるから、最高7級とかになってるけど、実際は15級くらいか。
まぁ、勝因がわからないままずいぶん急に強くなった気になっていたけど、数をこなして納得した。
本当は強くなってなかったんだな。

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