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2007年 8月 4日 のアーカイブ
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igowinでもバリュー囲碁でもAI囲碁でも銀星でも通じる初手33からのパターンは、
囲碁と言うよりCPU攻略見たいになっちゃって、それで勝っても実力とは言えないんじゃないかと言うことで、
今度は初手天元から打ってみる事にした。
ところがこれもまた僅差勝利パターンにはめちゃう事になり、初手33より勝率いいっぽいんだな。

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初手天元により、CPUはいきなりツケて来ないで、かならずスミに打つ。
白2の反対側の33に黒3、白4の反対側の33に黒5を打つ。
両方33がポイントで、欲張って中央へ進出しようとすると、あとで打ち込みに負ける。
こうして天元と二つのスミを押さえれば、あとは初手33と同様に、盤の半分を守る碁で僅差勝負になる。
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三間開いた所に打ち込まれるだろうけど、むしろそこに打たせて取ることで勝利する。
打ち込まれないように最初からケアしちゃうと攻め勝つことが出来ない。

結局これも先手の有利分だけ僅差で勝つためのパターンで、単なるCPUの攻略法だ。
しかし対人戦でも先手なら勝てるパターンに持って行くのが当然だろうから、
数パターン開発しちゃえばそれは対人でも活用できる実力と言えるんじゃないか。

得意パターン以外は80目差で負けるが。

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9路盤で定先の黒なら、どんなソフトにもまぁまぁ勝てるようになったが、
これは実力の勝利ではないということに、igowinで50局ほど連戦して気がついた。
バリュー囲碁も相当やったのでそれ以上だが。

囲碁は先手がペースを握ることが出来るので、自分の得意な形を作ることが出来る。
得意というより、大勝は出来ないが大負もないという形にしてしまうのだ。
黒1は33に打つことで、CPUの様子を見る。
白2が左に行けは黒3は下、白2が下なら黒3は左の小目に置く。
33に置くより1目だけ高い場所に置くのが勝敗を決める。
そして白4をどこに打たれるかにかかわらず、黒5は連絡するように打つ。
するとこうなる。
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だいたいはここで勝負が決まっていて、この形ならまぁ引き分けか僅差でどっちが勝つかだ。
お互いに断点を作らないようにしながらなるべく押し合い、ミスしなければ先手の有利分くらい勝てる。
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コンピューターはあまりミスしないが、人間はわりとミスするからこれでも負けたりはする。

同じように打っても、白から先に攻めてくるようなら、押されるから勝てない。
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これになってしまうと、白6を防御するために常に後手に回る事になり、間違いなく負ける。
つまり、6手で勝負が付いている。
ちなみにこのパターンになるのはバリュー囲碁だけで、igowinでは必ず僅差勝負型にしかならない。

この形はとにかく盤の半分を自分の陣地だと考えて、もう半分になるべく寄せるように打てばいいから、
あまり頭を使うこともなくサクサクとゲームが進むし、ミスしなければ僅差で勝ったり負けたりだ。
パターンに持ち込んじゃえば長考することもないから、50局なんてあっという間だ。
しかしこれ以外の形になると、どっちが攻めてるんだかわからないメチャクチャ型になってしまう。
メチャクチャ型は何をして良いかも全然わからず、必ず80目以上差で負ける。

これって、表示上は12級だけれども、囲碁の実力ではなくCPUを攻略しただけだね。
igowinには後手で打ってもこれでたまに勝てるから、最高7級とかになってるけど、実際は15級くらいか。
まぁ、勝因がわからないままずいぶん急に強くなった気になっていたけど、数をこなして納得した。
本当は強くなってなかったんだな。