味覚テロ
P2Pでなんでも見れるようになっちゃって、エロい刺激に麻痺してしまった人だと、
そこらのワイセツ画像なんかじゃ全然驚かなくなってしまっているわけで、
別に局部を露出しているわけでもないインリン様じゃテロにもならないと思うのだが、
人命に関わらない程度のショックを与えることでテロを名乗るというのなら、
エロよりも味覚によるテロが面白いと思うんだよ。
たとえば、ジョージアとかBOSSとかのブランドから缶みそ汁を自販機で売り出す。
もちろん”あったか~い”コーナーで、コーヒーの隣だ。
知ってる人やよく見てる人はみそ汁だと気がつくが、一部の人はコーヒーと思って買う。
そいで、コーヒーだと思ってズズッっとすすった瞬間こそがまさに味覚テロ。
どんなにおいしい物でも、全く別の物を期待して口に入れると全然おいしくない。
むしろ、毒物でも入っているのかと疑ってしまうほどの違和感を感じてしまう。
カレーだと思って食べたら全く辛くない食べ物だったときはやたらとガッカリするが、
それがはじめから辛くない食べ物だと知っていればすごくおいしいって事もある。
あたしのバイトしてたラーメン屋(?)は、ラーメンの味がしないので、
初めての人は怒って一口食べて帰る人が多いのだが、
場数を踏んで様々なラーメンを食っている人ほどファンが多く、
弘前では珍しい毎日3時間しか営業してない行列店だ。
最近この味覚的ビックリを味わっていないが、赤ちゃんのビックリを見て思った事だ。
大人はたくさんの味の経験を持っているので、それと違うとビックリするが、
赤ちゃんは知ってる味のレパートリーが少なく、しょっちゅうビックリしてるだろうな。
味覚テロを仕掛けたいんじゃなくて、被害者になりたいなという贅沢な話ね。