しょせん女のやるゲーム
先日、歴代のファイナルファンタジーでランキングを決めるテレビ番組を見た。
ガンダムや高橋留美子の回も見て面白かった。
ただ、ガンダムや高橋留美子と違い、今回はゲームだ。
ゲームで好き嫌いって言ったら、あたしはストーリー以外の事ばかり注目する。
FF2が好きなのは、ミンウで遠出して用意されたバランスではない遊び方が出来るからだ。
FF4が好きなのは、レアドロップがレアすぎて入手したときの喜びが大きいからだ。
でも、番組に出てた人の話によると、偶数はストーリー、奇数はシステムだってよ。
そんなこと言ったら、あたしの好きなFF2やFF4はストーリーが優れてる事になる。
まぁ、好きで何度もやったゲームだから当然ストーリーも覚えてるが、でもそこじゃない。
ゲームでストーリーを楽しむって感覚が一切ない。
ストーリーを楽しみたいなら、ボタンを押さなくても再生されるアニメで十分だ。
作業しないとストーリーを見ることが出来ない点で、ゲームは劣っている。
逆に、初期のWizardryとかは、ストーリーを気にせずゲームだけでも楽しめる。
ファミコンとかスーファミの頃のあたしは、レアドロップ集めとステ上げに夢中だった。
今回のその番組は、あたしの楽しんでいた部分とは全く違う部分を語り合っていた。
どの音楽が好きだったか、みたいなところはあたしも似たような感想で懐かしんだ。
どのキャラがどう好きなのかとかは、熱く語られれば語られるほどしらけた。
ファイナルファンタジーが好きな女子は嫌いだと認識した。
でも本当にそもそも論で、ガンダムや高橋留美子を紹介する番組なわけだよ。
どれの音楽が好き、どれの登場人物が好き、って散々やってきたんだよ。
その番組でファイナルファンタジーをやったんだから、当然、そういう所が焦点だ。
今回だけブラッドソードの有効利用やアダマンアーマーのドロップ率を語るわけがない。
この番組で扱う以上は、ガンダムや高橋留美子を楽しむのと同等の目線がメインになる。
だがなぜか、ガンダムや高橋留美子に詳しい女子にはムカつかない。
しょこたんの好きすぎて止まらないうんちくを楽しく聞ける。
どうしてファイナルファンタジーだと、盛り上がるほど腹立つのか。
そこがやっぱり、ゲームをゲームじゃなくした敵であるという認識なんだろう。
あたしはゲームが好きだったのに、ゲームじゃない要素を盛り込まれ、楽しくなくなった。
特にゲームにムービーが入るのが当たり前になって、プレステは買わなかった。
ムービーを見るために遊んでるんじゃない。
その、オレたちの聖域を踏みにじってムービーだらけにした元凶が見え隠れする。
そういう人に媚びていったせいで、あたしにはFFよりメガテンの方が魅力的なんだが。
んで、その番組を見たせいで、また昔のFFをやろうかなって思ったんだよ。
思ったけど、面倒くさいだけなんだよな。
ストーリーを見るために面倒な作業するだけって、今となっては手を出す気もない。
ストーリー部分よりゲーム部分だって散々言ったくせに、もうゲーム部分も面倒くさいわ。
ストーリー部分だけつなげて自動で全部見せてくれよ。
って、それゲーム実況で誰かやってるかもな。
自分で遊ばないで他人のゲーム見て何が面白いんだって思ってた。
ストーリーは同じなので他人がやっても一緒か、なるほど。