多くの人にとってターミネーターと言えばターミネーター2だと思うのね。
加藤茶に似た新型ターミネーターが追いかけてきて、シュワちゃんと子供が逃げるやつ。
そして親指立ててアイルビーバックするやつ。
ターミネーター2があってこその、B級映画だった前作も親しまれたわけでしょ。
そして2が流行ったからこそ3も見た人は、果たしてどれだけ満足しただろうか。
今度は女のターミネーターだなぁって所までは良いんだよ。
日本人の感覚では、2で美少年だった主役が3で不細工な猿に成長してガッカリするだろう。
まるで日本人を代表するかのような書き方したが、あくまで個人的に見た目が嫌い。
しかし個人的にとは言え、見た目に魅力ないと感じさせるのは実はストーリーのせいだ。
話が面白ければ誰も見た目に論点を持って行かないんだよな。
ただ逃げてシェルターまで行った、この作品は必要だっただろうか。
そこがつまらないと思ったせいだと思うが、見たはずの4が記憶にない。
いやー、もうどれがどれだかもわからなくて、本当に4を見たのかも怪しい。
いろいろ出てるけど、結局2が面白かったで終わってたんだ。
で、この度はダークフェイトを見たんだが、これはまぁ面白いんじゃないかな。
ターミネーター同士の戦いもカーチェイスも、何度やっても同じだから新しい刺激はない。
でもまぁ、引き込まれて音量上げて夢中で見ちゃったよ。

2の美少年も3の猿も出ていない。
冒頭で、美少年の時点で殺害されるシーンがあって、そこからは違う話よ。
3以降のスカイネットが支配する未来にはならない。
違う人が人類のリーダーになり、違う原因でターミネーターが生み出される。
尿漏れのCMに出てきそうな年齢のサラコナーがアクションを頑張る。
シュワちゃんもいい年になってる。
相変わらず、相手の方が高性能なターミネーターから逃げまくる映画だ。
言葉で書いちゃうとマンネリだが、結局はそれが楽しくて見る映画だったわ。
だから話なんか結局どうでも良かったのか。
じゃ、前述の話が大事という話とは矛盾しちゃうな。
やっぱり猿が一番悪いってことか。

いや正直、話にあまり興味持てなかったけど面白かった。
未来は分岐し、これは2から3に続かなかった場合の、別バージョンの3って事らしい。
それってもう違う話よ。
シュワちゃんのターミネーターが作られる世界には続かない。
ターミネーターブランドを使って、旧作の俳優を使って、でももう別の話よ。
でもどっちにしろ昔のターミネーターの話もそんなに続けるほどの価値を感じない。
そっちの続きや焼き直しをやるくらいなら、作り直した方がマシかも知れない。
その、作り直して少しマシで、実質マンネリを楽しむ映画で全然良かったよ。
猿を出すくらいなら最初から死んだことにしたしな。
やっぱり元々ガキじゃなくサラで話を作るべきだったのかも知れん。

悪口を書いてるわけではなく、面白かったと書いているんだよな。
2の続きの3で満足出来てなかったので、こっちが本当の3だと言われたら納得する。
もし4を作るならあっちじゃなくてこっちだよ、と言われたらその方がよい。