色も形も変えてください

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去年、AbemaTVの下ネタのグランプリでどぶろっくのネタが面白くて繰り返し見た。
それが今回のキングオブコントでやったネタだ。
AbemaTVでは、一本目でイチモツ、二本目でチンチンガタッタンダってやつをやった。
やはりその時もイチモツの方の評価がとても高く、芸術作品だとか言われてたんだ。
下ネタゆえ、地上波で出来ないものをAbemaTVでやったという認識だった。
その頃はドキュメンタルもちょうど見てたから、地上波との笑いの違いを強く感じてた。
地上波で面白いやつと、地上波では無理だけど面白いやつがいる。
どぶろっくは地上波の枠内では活躍出来ない面白さだと、その時は思ったのよ。
ところが今回、キングオブコントでその地上波で出来ないはずのネタをやったわけだ。
地上波で出来ないからAbemaTVでやったはずが、地上波でもやっちゃうのかと驚いた。
下ネタの大会でもなく歌ネタの大会でもなく、コントで勝ってしまった。
お笑いなんて、何がツボか人によって違うから、審査員が違えば優勝者も違う。
だからこの一回だけじゃマグレみたいな物だが、AbemaTVでも勝ってるからな。
キングオブコントの会場には若い女性がいっぱい入っている。
そして審査員は会場のウケ具合に自身の点数を左右されがちだ。
つまり会場の女性達に十分にウケたわけで、下ネタながら万人受けだったと言えよう。
まさに地上波に不足していた物を供給された瞬間だったと感じた。

よく放送できたな、っていう類のはずだよ。
生でしかも二本もやらせて良いネタじゃなかった。
地上波ではダメなはずの物を、地上波で優勝させちゃった事件だよな。
これ、優勝者がブレイクするようなパターンは発生するんだろうか。
イチモツで優勝したんだから、各番組に呼ばれてもイチモツ連呼になるんだぞ。
優勝したのに優勝ネタを封印していろいろ出演ってのも違和感あるだろうな。
ニャンコで言えば縄跳びするなって言ってるような物。
また、お笑い全体に言えることだが、高得点ってのは目新しい物に付けられる。
新人が出て来て新しいことをやったときに、最も優勝を狙える。
ベテランがどんなに面白くても、なかなか優勝するほどの評価は得られない。
長くやってるどぶろっくが今さらコントで優勝なんて、かなりレアなケースだろう。
エンタのエンディングで女っつーのはって歌ってたのはもう10年も前らしい。
そこを考えても、今さら引っ張りだこにしても目新しさを感じないだろうさ。
さて、こいつら優勝後に何か変化するのかしらと。

って、あたしが個人的に好きな芸人は、なかなかコンテストで優勝しない。
いつも、負けたやつの方が面白かったという感想を抱く。
だから珍しくイチオシの優勝を見て満足している。

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