アーカイブ

2011年 6月 25日 のアーカイブ

iPhoneが使いにくすぎて、しかもその理由がiPhone特有の事情に起因することばかりだから、
Androidに移行すればさぞかし便利になるだろうと思うし、少なくともiPhoneは既にやめたいくらいだが、
どうやらAndroidもまだいろいろ問題を抱えてて、調べれば調べるほど待った方が良さそうだ。
世間ではスマホが流行ってるらしく、テレビのCMも各キャリア共スマホばかりプッシュしてるが、
ジャンルとしてのスマホは魅力的なのに、個別機種としてはどれもイマイチに感じる。

そもそも漠然とAndroidが欲しいって思ってたが、少なくとも日本のスマホに搭載されてるAndroidは、
各メーカーで競うように独自機能を搭載した機種に対応させるべく、
ベースはAndroidだけど機種ごとに違うOSだって事が一番ひっかかる。
Windowsだとどのパソコンに入れるのも同じWindowsで、個別デバイスにはドライバで対応してるが、
Androidスマホは機種ごとに亜種Androidが載ってるわけで、事態は全然違ってくる。
AndroidはOSのアップデートとドライバのアップデートを分離できてないみたいで、
OSだけを緊急でアップデートしたくても出来ず、各機種ごとの対応を待たなければいけない。
下手したら、必要なアップデートよりも製品寿命が先に来るかも知れないという実態。
どっちにしろ携帯は2年で買い換えるんだと考えると、2年間アップデートはないものと思ってちょうど良い。
その上で、2年間使える品質の物がどれだけあるのかって考えると、どれも結構怪しい。
これまでも携帯ってのはしょっちゅう不具合が見つかって、アップデートしてくださいって事になってたが、
スマホでも当然、不具合は見つかるだろうし、機能が多い分だけより問題は抱えやすいだろう。
それを修正する際に、機種ごとの個体差が一括のアップデートを出来なくさせたり、
逆にAndroidという規格が機種ごとのアップデートの足かせになったりもするわけだ。
そういう状態で、アップデートしないかも知れない覚悟をして、今Androidを買うのはバクチすぎるかなと。
せめて、日本版Androidとかドコモ版Androidとかっていうくくりで統一規格になってくれたら良いと思う。
どこかのメーカーのどれかの機種だけアップデートできない事がある現状では、
スペックだけ見て気に入って買った機種が、後々そういうことに見舞われる不幸を思うと、
まだAndroidを買うべきじゃないなぁとも思う。

今のiPhoneがぶっ壊れたら直さずにAndroidに買い換えようと思っていたけれども、
こう言う状況だったら、もう少し待ってiPhoneのままでいたくなった。
iPhoneも少なくとも4はどう見ても未完成品のまま売ってる欠陥商品なんだが、
秋のアップデート予定を見ると完成品に近付きそうな項目がいっぱい並んでるので、
たぶん、それ以降であればほぼ完成品として使えるんじゃないかと希望的に考えている。
あたしはオモチャとしてiPhoneを買ったので、iOS4で遊び、iOS5でも遊べるのはラッキーだし、
これがAndroidだったら、機種によっては最後までアップデートなしだったかも知れなかったわけだから、
今回は何もわからずにiPhoneを買って正解だったかも知れない。

スマホってまだ未成熟なジャンルだから、買ったら人柱になる覚悟が必要だと思うよ。
少なくともiPhoneはまだ不便で、オモチャとしては良いけど実用品としては従来の携帯電話が上だ。
Androidもオモチャとして興味を持ってるけれど、個別機種が実用に耐えるかわからない。
流行ってると言うよりは、流行らせて成熟させようとしてるんであって、まだまだ買い時とは思えない。