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2011年 5月 23日 のアーカイブ
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よその人ならいざ知らず、あたしがiPhoneを買うと言うことは、アプリも作るつもりで買ったに決まっている。
しかし全然下調べしてなかったので、買っちまってからiPhoneアプリ開発の敷居の高さにつまずいている。
ともかくマックがないと何も始まらない。
いや、たかが電子機器なんだから、無理すればマックなしでも何でも出来るけれども、
ちょっとでも敷居を下げるためにはやっぱりマックだ。
ありがたいことに最近のマックは、Windowsマシンにもインストール出来たりするようで、
仮想マシンにインストールしてみた。

ここで問題になるのは、我が家と事務所のPCが共にインテル入ってないAMD機だって事だ。
ググって出てくるサイトではAMDは動かないって書いてある訳で、
実際、なかなかうまく行かなくて手こずりはしたが、結果として不安定ながら起動はするようになった。
あたしがAMDを選んだ決定的な理由として、AMDは安いCPUを買っても遅いだけなのに、
インテルは遅いCPUを選ぶと様々な機能制限があり、買い換えないと出来ない事もあるからだ。
特に今回のような仮想マシンの動作は、ハードウェア仮想化に対応してなきゃダメらしく、
インテルだとどのCPUで対応しているか調べなきゃわからないし、対応してなきゃ何をやっても動かない。
それに対してAMDは、上位CPUで動くなら下位CPUでも遅いだけで動く事は動く。
それが良くてAMDを選んだのに、マックはインテルでしか動かないって言っちゃってるわけで、
根本的な部分で、そもそも正式な方法ではどうにもならない。
だので、何もかも正式じゃない方法でっていう手順にならざるを得ないが、
どんどんググって、わけもわからず書いてあるとおりにやってみるとどうにかなる物だ。

インテル用のやり方では、darwin_snow.isoというファイルを使ってインストールしろと書いてあり、
その通りにやっていくとAMDでもインストールは出来るんだが起動出来ない。
そこで、EmpireEFI4AMD.isoというファイルに入れ替えてやると起動出来ちゃう。
起動は出来てるんだけど、結構な頻度で固まってる。
まぁ試しに動かしてみてるだけだからいいだろう。

次はXcodeの最新版を入れて、ハローワールドしてみる。
慣れればこれでアプリ作れないこともなさそうだ。
しかし問題は、作ったアプリを配布するために、アップルに年会費を払わなきゃいけないことだ。
別にアプリをストアに並べなくとも、普通にホームページからダウンロードする形式でいいんだが、
たぶん、彼らは無料アプリすら著作権の管理をしたいわけで、
Appleに関わる限り、Appleに管理された状態で出来る事しかするなって事なんだな。
そりゃ刑務所にたとえて脱獄なんて言葉も使いたくなって当然だな。
無料アプリを配るために金を払わなきゃいけないシステムってどういうこっちゃ。

でもそんなiPhoneだからこそ、何かやってみたいって気がしてる。
あたしは情報弱者だからこそiPhoneを選んだわけで、まともな人間は少し高くてもアンドロイドを選ぶ。
あたしと同じような情報弱者が、月2900円だからという理由でiPhoneを選ぶわけで、
そんな騙されてiPhoneにしたユーザーばっかりなんだから、あたしでも騙せるんじゃないかと思ってる。
やり方次第では有料のソフトを作って年会費を回収出来るんじゃなかろうか。
実際、ストアのレビューには騙されて金を払ったという泣き言がいっぱい書いてあるけれども、
それを見て、さすが騙されてiPhoneにした人たちばっかりだもんなと感心してる。
本当に作りたい物は、ストアにある有料のアプリではなく、ストアに出ない自分用の脱獄アプリだけどね。

まず仮想マシンが安定してないし、インテル機でもないし、
金を払うまでは実機でのテストも出来ないなんて状況なわけで、
いざやってみて出来なくて損するだけってのも困るので、もうちょっと現状をいじってからだな。