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2008年 2月 25日 のアーカイブ
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「三段合格の死活」を繰り返しやって覚えちゃおうというつもりで、一応一通りはやったのだが、
今の自分の能力を超えて難しいので、二周目をやるのはもうしばらく後にして、
もっと簡単な詰碁をやることにした。

「初段合格の死活」なんかにも、能力を超えて難しい出題がたまにある。
「三段合格の死活」だからといって、それよりもっと難しい問題があるというわけではない。
一問ずつ見ればそれほど難しいと言うことではないんだよ。
全体としてみて、問題の連続が難しさを上下している。
たとえば余裕でセーフばかりの問題の中に、たまに大きくアウトの問題があったとしても楽勝だが、
余裕がないギリギリセーフが続いちゃうと、全部まとめてやったときアウトにしたくなっちゃう。

そもそも、初挑戦で楽々解けるような問題ばかりの一冊では、あまり満足を得られない。
それよりなら、一回目は惨敗しても二回目は相当正解率が上がるような一冊が好みだ。
問題には外れても答えに納得して、次回は正解できるだろうという手応えがあると楽しい。
すなわち、正解率よりも、答えをどれほど理解できるかで、あたしのアウトかセーフかは決まる。

たまに難しい問題があるだけなら、その難しい問題だけ、他の問題より時間をかければ理解できる。
けど、全部が難しい問題だと、全部に時間をかけることになるから、面倒くさく感じてしまう。
「三段合格の死活」でも、全部の問題を丁寧にやるべきだが、面倒くさくて雑にこなしてしまったので、
まだこれに取り組むのは早かったのかなと思っている。

で、次どの本を読むかって時、自宅の本棚の品揃えにホレボレする。
既に何度か読んだ詰碁を繰り返してトレーニングしても良いし、まだ手を付けてないのもある。
その中で、林海峰の「実戦死活の急所」をまた読み始めた。

白江式と三段合格と両方に共通して、とにかく基本の形を覚えろって事になっていて、
そうすればいいとわかってはいても、まだ基本の形にすらついて行けず、基本の基本が必要だったので、
基本の形を扱う「実戦死活の急所」は、白江式と同様、後回しにした本だ。
でももう基本の基本は身について、基本の形を覚えるレベルなので、これは今ちょうど良いはず。
ただ、詰碁ではなく、解説主体の本なので、字をたくさん読まなきゃいけなくて苦痛ではある。

囲碁を理論で説明するのは難しく、たとえ完全に説明されたとしても理解が難しい。
だから、どうせ活字では理解できないだろうし、あまり期待してもいないけど、
買った本だから読まなきゃもったいない。