アーカイブ

2008年 2月 23日 のアーカイブ

確かに中国の天洋食品で作られて輸入したものだが、
「中国製」とは裏にちっちゃく書いてあるだけだから目印にならん。
そんなことよりもでっかく「JT」や「co-op」のロゴが書いてあるから、それが目印だ。
JTかco-opの餃子が買ってあったら、ヤバイから絶対食うな。
って報道するのが、国民の安全を考えたら当たり前。
目立つマークが書いてあるのに、何をことさらに中国製をアピールして報道してるんだか。
まずはJTを連呼しろ。
中国の話をするのは、回収が完了してからでも遅くはない。
JTとかco-opだと思って買った人が、中国製だと思って買ったとは限らないでしょ。
注意喚起のため、安全のため、中国製という情報よりおおっぴらに伝えなきゃいけなかったはず。

まずは安全確保が優先という緊急事態発生直後、回収も出来てない時点で、
中国の話をする前に、「JTって書いてある餃子を食うな」って言わなきゃ危ないだろ。
中国製って言葉と、JT製って言葉と、どっちが多く言われた?
あきらかに不自然なほど中国ってことにこだわってたわ。

被害を拡大する意図でもあったのか?
実際、少なからず報道は被害を拡大したに違いない。
中国製って、JTの事だとは思わなかった人は絶対たくさんいる。
もしそれ全部に毒が入ってたらと思うとぞっとするわ。

ま、そのおかげで、中国の危険さが世間に認知されたから、結果的には良かったが。
中国の食べ物は農薬使いすぎだって知れわたったし、輸入時の検査の不備とかも指摘されたし、
JT以外の中国産も次々に検査され、今まで知らずに食って平気だった毒入りサバもアウトになった。
予想外に身近に毒を食ってた事を知り、警戒を強めたのはまぁ良いことと言えるだろう。

こういう事件がある度に、街頭インタビューで「何を信じて良いかわからない」ってよく聞くけど、
何かを信じていれば大丈夫だなんて宗教の世界でしか起こりえない。
現実世界での信じすぎは問題だし、かといって疑いすぎも問題になる。
信じすぎず、疑いすぎず、多少は間違いは誰にでもあると思って許すしかない。
だってどんな企業でも中身は人間だもの。
しょうがない。
その上で、間違いが多い所を避ければいい。
たとえ間違いが少ない神のような所でも、今後も間違いが起きないなどと妄信したら危ない。
JTしか食べないと妄信した人が毒餃子で真っ先に死んでしまうわけだから、
何かを信じて多めに食べるのは非常に危ない。
どこのメーカーに裏切られても大丈夫なように、まんべんなく少しずつ食べれば毒も薄まるというもの。
「あの企業だけは大丈夫だ」などと信じきると、命を預けることになる。