三段合格の死活
三段合格の死活に手を付けて、150問中70問まできた。
初段合格の方は前半やさしく後半難しいという構成だったので、
おそらく、三段合格もここまでの70問より、ここからの80問は難しくなっているはずだ。
その、簡単と思われる前半の70問については、たしかに、頑張ればどうにかなる程度の難易度だ。
楽しい。
その前にやってた白江式とは、問題もたくさんダブっているし、コンセプトも似たようなもの。
あれとかぶるということはつまり、一つの問題に答えが三つあったりする所も一緒。
こっちの本でやるのは初めてでも、別の本で同じ問題をやった記憶が甦り、一手目の正解率に驚く。
白江式とかぶる問題の他には、切り違いから発生した形、定石の続きも載っている。
切り違いの形は攻め合いになる形なので、手数を数えて解かなければならず、慣れてないので難しい。
定石の続きは、石田芳夫の詰碁とかぶり、正解の手順しか暗記してないけど対処できる。
そう思ってると、次の問題では変化されたシーンが出題され、考え直す事になる。
今までやって来た詰碁は、一題一題が個性的なものが多かったため、
死活を理解したからではなく、問題そのものを暗記したことによって、正解手順が自然に思い出された。
ところが、こうして、似た形ばかり連続して出題されると、どれがどれだかわからなくなってしまい、
暗記では対処しにくくなり、本当の実力が知れてくるってことなのかも知れない。
初段合格の死活についても、正解手順の暗記ぐらいしかできない難しい問題があったわけで、
三段合格でも、後半はそういう難しいのがいっぱいあったとしても当然のことだ。
手順暗記しかできない難問だらけの本なら挫折していたが、考えて解ける問題が多くてちょうど良い。
これ以上やさしかったら、やさしすぎてもっと別の本を買いたくなるので、このくらいで良いかもしれない。
三段合格を読んだ後、まだ福井の詰碁レベル2とレベル3も読まなきゃいけない。
でも今回は、先に進むより復習を何度もやりたいと思わされた。
あたしのように、囲碁というゲームにあまり興味を持たずに、詰碁ばかりやってる人はあまりいないだろう。
囲碁が面白くなければ、囲碁のためのトレーニングである詰碁もやらないだろうし、
囲碁が面白ければ、面白い囲碁をやるのを優先するから、あまり詰碁に時間をかけられないはず。
詰碁が解けない人同士が、囲碁を成立させてお互い楽しくやってるなんて考えられない。
あたしはこれほど死活をやってもまだ、複雑な終局判定は間違いそうだと不安になっているというのに。