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必殺の詰碁と言うのを読み始めた。
第一章 有段挑戦の詰碁 40問
第二章 必殺の詰碁 40問
第三章 高段挑戦の詰碁 39問
となっていて、さすがに第二章は殺しのみだが、他は生きる問題もある。
手番統一の詰碁しかやらないつもりだったが、この本は白先の問題が1問しかないので、
なんならその1問を破って捨てれば、めでたく黒先に統一ということで、
実際にそうするつもりで、すなわち、その問題に永久にオサラバするつもりで、最初にその問題をやった。
その問題のヒントは、両コウで生きにしろと書いてあった。
両コウの意味もわからないし、コウなのに生きという意味もわからないし、チンプンカンプン。
で、答えを見たら納得。
コウを二つ作ることで、相手からは解消できない形に導き生きる問題。
こんな問題を見るのは初めてなので、このページを破り捨てる訳にはいかなくなってしまった。
しかたなく、このページには蛍光ペンで印をつけておいた。
一人の人が書いた詰碁ばかりやってると、問題の傾向が偏りそうな気がして、
あっちにもこっちにも手を出していろいろやるのがいいと思うのだが、石榑郁郎は初めて買った。
最初の30問ほどやってみて、傾向は嫌いじゃない。
ただ、コウにする問題が気にくわない。
コウにしなければどうなるかを散々読んだ上で、しかたなく3手でコウに終わるような問題が嫌いだ。
疲れて損した気分になる。
他の問題も、解答の手数は少ないが、本当はもっとヨミが必要だという物が多い。
ゆえに、書いてない手も数えれば結構長く、難しいレベル。
ヨミより手筋で解くような印象で、繰り返せばすぐ暗記出来そう。
後半でもっと難しくなるかも知れないが、前半の難易度はちょうどいい。
昨日までは読んでた詰碁レベル1は、後半で難しくなることはなく、ずっとちょうど良い難しさだった。
相手の石を分断して両方押す手なしに導く問題が多く、その出題傾向に慣れたせいか、
後半はむしろ楽に感じたほど。
コウは不正解という問題が多く、石榑より好き。
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