追試#3
おちつけ、これマジで超簡単かもしれない。
布石の方は手応えがあるけれど、無難に選んでもそれなりに正解するだろう。
そもそも、本試験と同様に部分点が貰えるとしたら、ここで悩むほどの減点はない。
それより悩ましいのは、詰碁が簡単すぎて全問正解しそうなことだ。
本試験の時も、手筋は全問正解だと思っていたけど1問しか出来ていない。
しかしそれは、手筋の訓練を全然してなかったから、問題の難しさにすら気がつかなかっただけだ。
このところずっと詰碁ばっかりやってきて、初段レベルの問題をガッチリ訓練した今、
追試の詰碁が初段レベルと全く変らない手応えで、それどころか三択だからむしろ簡単。
その上、本試験ではコウになるかどうかまで答えるのに、追試験ではそれも不要なので、
三択のうち二つを完全に潰せば、後の一つはコウになるかまで読めなくても正解できる。
本試験では6問だった詰碁が9問に増えたが、どれも読み切り、不正解選択肢の応手までわかったよ。
どこかのホームページでは、紙上認定は碁盤を使って検討しても反則ではないと書いてあったが、
そんなズルいことはするまでもなく、本当に簡単に全問わかった。
確かに自分の詰碁の力がアップしたからかもしれないが、それ以上に問題のレベルが下がってないか?
苦手というか、本試験の時はほとんど勉強してなかった手筋が、追試では3問しか出ないことも有利。
あれから「攻め合い」だけは、本一冊勉強したが、追試の手筋3問はたぶん「攻め合い」だと思うから、
そうだとすればどれも答えがわかっちゃったよ。
全然見当違いのことをやった可能性もなくはないが、攻め合いで勝てるだろう答えが選択肢にあるし。
そもそも選択肢を用意しちゃった時点で、出題の意図まで伝わってくるからダメだろう。
この追試、落とす気ないのか?
よく見たら、二段以上の採点が本試験より10点ずつ甘くなってるし。
仮に手筋が全問不正解でマイナス30点、詰碁でまさかの見落としがあってマイナス10点、
布石が部分点ばっかりで半分しか取れなくてマイナス40点だとしても、合計マイナス80点で、
これほど少なく見積もっても三段の合格点になっちゃう。
順当に、手筋でマイナス20点、布石でマイナス30点なら六段合格になっちゃうんだが。
もうちょっとネバって確認してたら普通に八段合格ラインだろ。
本試験で初段にも届かなかったのに、追試でいきなり高段はあり得ないよな。
詰碁はマジで全問読み切ったのだが、マジで全問正解しちゃったらそれだけで初段ラインは超える。
だからといって、本試験みたいに手加減して、さっさと送って不合格は嫌だし。
点数が高すぎるような心配は要らないと信じたい。
追試とはいえ、免状の福袋とはいえ、有料全員サービスみないな物とはいえ、
簡単だと感じるのはあたしが未熟ゆえの事と信じたい。